法律執行機関の不作為のため、ダッカ - アリチャ高速道路では、禁止を無視したオートリキシャ(バッテリー人力車)やリキシャバン(荷運びリキシャ)が我が物顔で走りまわっている。
このようなリキシャはたびたび重大な事故を引き起こす原因となると、地元の人はいう。
警察発表によると、1月14日、ダッカ郊外サバー(Savar)ニリビリにある高速道路で、トラックがオートリキシャに追突し、乗っていた男性と3歳の娘が死亡し、妻が重傷を負ったという。
多くのバスやトラック、車の運転手は、高速道路から違法車両の即時撤収を要求した。
バスをコントロールすることが困難になるくらい小型車両が高速道路を行き交っていると、ハニフ社のバス運転手は、匿名を条件に話した。
数日前、米10袋を積んだリキシャバンがパンクのため、立ち往生していた。救急患者を載せていたが、CNB地区からサバーバス停まで長時間渋滞し、前に進めなかった。救急車の運転手モティウル・ラーマン氏は話す。
交通警察、ハイウェイ警察など多くの法執行機関は、適切な措置を講じているとは思えない。むしろ彼らは賄賂を取り、リキシャの通行を認めていると言われている。
「警察に500や千タカ(706~1412円)払うと、リキシャを解放してくれる。そうしないと彼らは車両を没収してしまう」
匿名希望の運転手は話す。
サバー署のMd・アブル・ホッセン警部は疑惑を否定する。違法なオートリキシャを排除しようとしているが、人手不足のため、うまくいかないと。
シャー・ミザン・シャヒウル・ラーマン警察署長に連絡を取ると、県警は運転手や乗客の意識を高めるプログラムを実施すると話した。
マニクゴンジ(Manikganj)のゴローラハイウェイ警察の責任者ヌルル・アロム氏は、「我々は常にオートリキシャやリキシャバンを、高速道路から排除しています」という。
サバー地区リキシャバン経営者協会のMd・アニスル・ラーマン理事長は、サバーやダムライ(Dhamrai)では5万台以上のオートリキシャやリキシャバンバが走っているという。
「私たちは抗議しているが、全然効果はありません」
なぜ禁止を無視してオートリキシャを走らせているのかと聞いた、サバー地区でリキシャ15台を所有するアブダス・サッター氏は、できるだけ早く、運転を止めると答えた。
今年1月25日、高等裁判所は国内高速道路の交通事故数を減らすため、ナシモン、カリモン、バットボチと知られるリキシャを即席で自動化する装置を禁止した。
政府は2015年8月1日、22の高速道路で、リキシャ、オートリキシャなど、すべての非エンジン車両の運行を禁止している。
バングラデシュ/The Daily Star Feb 08 2017
http://www.thedailystar.net/city/unsafe-3-wheelers-highway-flouting-ban-1357675
翻訳:吉本
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