シェイク・ハシナ首相は昨日、世界銀行による誤った汚職告発により、パドマ橋プロジェクトはつまずいたと話した。
「バングラデシュは前会計年度ですでにGDP成長率7.11%を達成しました。パドマ橋の建設が予定通りに始まっていれば既に完成し、GDPをもう1%上乗せできたことでしょう。我が国のGDPは8%に到達するはずでしたが、その予想は打ち砕かれました」
首相は自らが会議の進行役を務めていた、国家経済会議実行委員会(Ecnec)の会議の中で発言した。
ノーベル賞受賞者のモハマド・ユヌス氏の名前を出すことはなかったが、個人の利益に反したため、パドマ橋プロジェクトは中断させられたと話した。
政府はバングラデシュを世界でかなり良い位置へと到達させた。また政府に対する全ての主張が間違っていることが証明されたと首相はいう。
「開発速度を妨げるのに積極的だったり、政府に反して活動する人たちもまた、誤っていることが証明されました。今や国際社会でそれが証明されました」
世界銀行によるパドマ橋プロジェクトに関する誤った汚職疑惑の告発を受け、局長(橋梁庁のモシャラフ・ホサイン・ブイヤン氏)が収監させられたが、それは彼にとってこれ以上ない屈辱だと首相はいう。
モシャラフ氏は現在、工業省の上級局長だ。
アワミ連盟は組織の利益ではなく、一般の人々に利益をもたらすことを前提にしていると首相。
そして政府職員やその他全員に、バングラデシュが2021年までに中所得国となれるよう真摯に義務を果たすよう求め、さらに国の発展が続くことを願った。
先週金曜、パドマ橋プロジェクトのコンサルタント契約を確保するため、バングラデシュ政府職員へ賄賂を渡そうと計画したとする訴えに対し、カナダの裁判所はエンジニアリング企業のSNCラバリン元社員2人とバングラデシュとカナダ両国籍の会社員を無罪とした。プロジェクトは世界銀行が主要融資機関となる予定だった。
世界銀行は2011年10月に融資を中断した。他の融資機関もこれに倣った。
バングラデシュ/The Daily Star Feb 15 2017
http://www.thedailystar.net/frontpage/false-graft-claim-hurt-gdp-growth-1361221
翻訳:米澤
#バングラデシュ #ニュース #パドマ橋 #汚職疑惑
関連