運送労働者のストライキが始まったため、全国の物流が影響を受けている。
ダッカの経営者たちはストライキへの懸念を表明し、これが続くなら輸出入品や生活必需品のサプライチェーンに影響を与えるだろうと話した。
「ストライキが長引けば、輸出入に多大な損害を与えるでしょう」
年間輸出の80%を占めるバングラデシュ衣料品製造・輸出業者協会のシディクール・ラーマン会長は話した。経済へ影響が出るため、ストライキを終わらせることを要求した。
今週2人の運転手に有罪判決が出たことで、運送労働者たちの抗議活動は次の段階へ移った。有罪判決はすでにストライキを行っていたクルナ(Khulna)管区の労働者たちを煽り、月曜日以降、全国へ飛び火した。
バングラデシュ商工会議所連盟のシャヒクル・イスラム・モヒウディン副会長は、荷物を積んだトラックは夜間に移動するため、企業はまだそれほど苦境に陥っていないと話した。
噂によると、労働者たちは荷物を載せたトラックを、チッタゴン(Chittagong)港や高速道路で足止めさせたという。
多くの運送業者がストライキ用に自社トラックを借さなかったため、チッタゴン港の貿易は脅威にさらされている。チッタゴン商工会議所のAM・マウブーブ・アリ副会長は話した。
経営者や港湾職員よると、毎日チッタゴン港を通じ、2千コンテナほどが輸出入されるという。
労働者は多くの場所でトラックに商品を運び込むことを拒み、時間通りカツンゴンジに届かない。ストライキが続けば、商品が値上がりするかもしれない。チャクタイ米卸売協会のオマル・アザム事務局長は懸念を示した。
チッタゴン港管理事務所のジャファー・アラム氏は、労働者たちがやってきて荷物の積み下ろしを妨害しようとしたが、できなかったと話した。
「自社のトラックを持つ多くの輸出入業者は、ストライキの重大さをまだ感じてはいません」
チッタゴン県トラック・バン労働者組合のアブダス・サブール事務局長は、労働者がトラックを妨害しているという主張を否定した。
国内有数のベナポール(Benapole)港の特派員は、魚やタマネギなどの商品を運ぶ約千台のトラックが、ストライキのため港で孤立していると報告した。
ベナポールのショーカット・ホサイン関税局長は、ストライキのため、政府は毎日1億タカ(1.4億円)の税収を失っていると話した。
シャトキラ(Sathhira)県のボムラ(Bhomra)港では、果物など腐りやすい品物を載せたトラックが港で孤立し、輸入業者も大きな損失を被っているという。
バングラデシュ/The Daily Star Mar 01 2017
http://www.thedailystar.net/business/strike-takes-toll-transport-commodities-1368982
翻訳:吉本
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