若者にスキル研修を

政府や民間企業は2025年までに7600万人に達すると予測される労働力のため、十分なスキル研修を行う必要がある。セミナーの参加者たちは話した。

毎年200万人ずつ増え、現在6千万人の労働力があるが、大半は適切な教育やスキル研修が不足しているという。

中所得国になるペースを速め、すべての国民に適切な仕事を促進して持続可能な開発目標を達成するため、若者に技術的・職業的なスキル研修を行うしかないと、参加者たちは口にした。

ダッカのブラック(Brac)本社で開かれた、ブラックスキル開発プログラムが主催した“見習いの力:スキル研修の経済・社会的影響”というセミナーの中で参加者たちは発言した。

若者の失業率は9%で、不完全雇用率は20%だ。ブラックスキル開発プログラムのジョイディープ・シンハ・ロイ上級マネージャーはいう。

「労働力の80%は非正規雇用です。そのうち95%は18-24歳の若者で、その層はどこの国の経済でも最も生産性の高い年齢層だと考えられています」

残念なことに、主に見習いとして働く若者たちはほとんど報酬が得られないという。

ブラックは2012年以来、43県135郡の1万8900人に研修を行ってきた。そのうち95%は研修終了後に雇用されたと、ジョイディープ氏は補足した。

ブラック調査チームは、若者がスキル研修を受ければ6倍も収入が多くなると報告した。また研修が彼らの意識や自信を高めるので、児童婚は62%も下がる傾向があるという。

「私たちはスキル開発の全体プログラムを一本の傘の下で行っています。首相の指示により、今後2-3カ月以内にスキル開発局の設置に着手することになりました」
ミカイル・シパール労働雇用局長は35省庁間で効果的な調整を行っていることを強調した。

国家スキル開発評議会(NSDC)のABM・コルシェド・アラム委員長は以前、国の見習い戦略について議論した。若者が見習いとして働くため、全業種で少なくとも10%のクォータ(割り当て)制が必要だという結論になったという。

セミナーはブラックのコミュニケーション・エンパワーメント戦略のアシフ・サレウ上級局長が議長を務め、NSDCのサラウディン・カセム・カーン共同議長やブラックスキル開発プログラムのトージナウ・アーメド局長も発言した。

バングラデシュ/The Daily Star Mar 03 2017
http://www.thedailystar.net/business/ensure-skills-training-youths-analysts-1370209
翻訳:吉本
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