地方を強化する3億ドル資金

政府の最末端組織である全4550ユニオンへ予算を譲渡し、地方を強化するため、政府は世界銀行(WB)と3億ドル(342億円)の資金調達契約を結んだ。

2つの前身プロジェクトの成果を基に作られた地方統治支援プロジェクトー3(LGSP3)は、ユニオン議会での年次会計監査を主流にし、国内1億1500万人以上が恩恵を受けるとされる。

また8管区の16自治体への財政移転システムも試験する。WBが昨日、声明で述べた。

資格を有する地方自治体は、優先事項とするサービス提供に対応するため、拡大した補助金を受け取ることになるという。

「過去10年以上、WBはより強く、責任のある地方統治システムを作ろうとする政府の支援を行ってきました」
WBバングラデシュ・ブータン・ネパールのキミオ・ファン国内ディレクターは話す。

「2006年に始まったLGSPは、自らの裁量でユニオン議会に補助金を支出する初めての全国プログラムでした」

「裁量支出のため、ユニオン議会への財政移転させる連続プログラムは、2007年度の20万タカ(28.7万円)から2016年度の223万タカ(320万円)へ、11倍増加しました」

「LGSP3では引き続き自由裁量が強化されることで、地方自治体の現地ニーズへの対応がより効果的になります」

2006年以来、WBはユニオン議会に補助金を提供してきた。LGSP3プロジェクト4年目からは政府がユニオン議会に対し、国家予算配分から全ての補助金を調達することになる。

LGSP3は、前身プロジェクトで開発されたユニオン議会へのウェッブベースの監視を完全に機能化するだろう。

「第7次5カ年計画で述べたように、バングラデシュは地方分権化を進める上で大きな進展を見せています」
経済関係局のカジ・アザム事務局長は話した。

LGSP3は他にもコミュニティベースの取り組みを継続し、意思決定での女性の役割を強化するという。補助金の少なくとも30%は、引き続き女性のために使われる。

アザム氏とファン氏が経済関係局で資金調達契約を結んだ。

WB特権機関の国際開発協会からのゼロ金利融資は、6年の猶予期間を含み38年で満期となる。サービス料として0.75%がかかる。

バングラデシュ/The Daily Star Mar 07 2017
http://www.thedailystar.net/business/300m-wb-fund-empower-local-government-bodies-1371967

翻訳:吉本
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