国民の半数は女性労働に理解

バングラデシュ国民の半数は、女性が家庭の外で仕事につくべきだと考えている。

国際労働機関(ILO)が米国の調査会社ギャラップと協力して行った調査によると、回答者のうち男性の42%、女性の56%が女性の雇用に肯定的だった。

数字は大きく伸びたが、隣国インドやネパールからはいまだ後れを取っている。

女性は働くべきだと答えた割合はネパールが81%で最も高く、インドは70%だった。

世界平均では68%の人(女性の70%、男性の66%)が女性の労働に理解を示した。

この問題で最も改善が見られたのは北米で、逆に南アジアとアラブ諸国は改善度合いが小さかった。

北米は女性の79%、男性の59%が女性の労働に理解を示す。

アラブ諸国は女性の62%、男性の52%、南アジアは女性の59%、男性の52%が女性の労働に肯定的な考えを持っていた。

この調査は142か国、14万9千人を対象に実施された。バングラデシュでは合計1千人が調査対象になった。

バングラデシュ統計局(BBS)が実施した"女性への暴力に関する調査2011"では、国内で家庭の稼ぎ頭となっている女性はわずか2.2%だった。

妻に家庭外での仕事を許可する夫はわずかで、そのうち93.19%は妻の家庭外労働をよい慣習だとは認識していないという。

政策対話センター(CPD)のファーミダ・カトゥン所長は、50%は満足できる数字ではない。自立した国になりたければ、より多くの女性が職場に加わらなければならないと話した。

Prthom Alo Mar 08 2017
http://en.prothom-alo.com/bangladesh/news/141619/ILO-Gallup-Study-50pc-Bangladeshis-say-women
翻訳:長谷川
#バングラデシュ #ニュース #女性 #労働