社会福祉省の下、ジャティア・プロチボンディ・ウンナヤン財団の新しい試みにより、最新の治療施設を備えたトラックがポトゥアカリ(Patuakhali)県の貧しい身体障がい者の前に登場した。
“障がい者のための移動式リハビリテーションバン”と呼ばれる移動式病院は、障がい者向けの無料治療を提供する。
「私は約10年間麻痺に苦しめられていますが、お金を払っても治りませんでした。今は土、日、月の三日間、移動式バンで治療を受けられ、よくなってきました」
クアカタ自治体ホッセンパラ地区の物乞いアブル・カラムさん(50歳)は話す。
同地区のロケヤ・ベガムさん(45歳)は近所の人に教えられ、治療を受けにやってきた。
「私は7年ほど背骨の痛みに苦しめられています。これまで多くのお金を払って様々な治療を受けてきましたが、よくなりません。家族には私の治療費を払う余裕がないので、無料で治療を受けられることがとてもうれしいです」
カラム氏やロケヤ氏のように、他にもたくさんの身体障がい者が無料で質の高い治療を受けられることを喜んでいる。
月曜の午後にここを訪れた特派員は、無料治療を受けるため、クアカタ自治体敷地に大勢の人がやって来るのを見かけた。
ジャティア・プロチボンディ・ウンナヤン財団(障がい者発展のための全国基金)は社会福祉省の取り組みの一環として、無料で治療を提供している。
A man receives treatment inside the mobile clinic at Kuakata on Monday. Photo: Star
「3日間のクアカタ訪問で203人の障がい者が治療を受けに来ました。今年1月1日から合計すると、1337人が治療を受けました」
バンで働くナヤン・モニ・ビスワス氏は話した。
「2013年6月13日以来、ポトゥアカリ町カレッジ通りの私たちの事務所で薬を無料で提供するなど、これまで2万572人にサービスを提供してきました」
バングラデシュ/The Daily Star Mar 09 2017
http://www.thedailystar.net/country/hope-physically-challenged-people-1372921
翻訳:藤重
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