インフラ開発に集中を

インフラ開発に集中を
バングラデシュは自然災害や紛争を乗り越えて、長年にわたって回復の兆しを見せているが、長期的に経済成長を継続するためにインフラ開発に集中する必要があると、スタンダード・チャータード銀行の地域本部長は話す。

「バングラデシュは大きなチャンスをもつ国だと思います…8%以上の経済成長を達成することは可能です」
アジア・南アジア地域本部長のアンナ・マーズ氏はいう。

初のバングラデシュ訪問時、デイリースターのインタビューで、バングラデシュのは長所と短所の両方を持っていると続けた。

「30年前は災害や紛争がありましたが、あなた方は風土に合わせてきました」

重要なことは、インフラ開発に重点を置くことであり、スタンダード・チャータードは引き続きインフラ資金調達の支援を提供する。

「もし成長する機会があるとしたら、インフラはとても重要です。私たちはこの国のため、何百万ドルものお金を調達する主導的役割を担っています」
スタンダード・チャータードバングラデシュのアブラー・A・アンワール最高経営責任者は話す。

2016年、スタンダード・チャータードバングラデシュは全取引のほぼ13%を直接的、間接的に処理しているため、発展し続けるバングラデシュの献身的なパートナーであるという。

過去3年半以上にわたり、銀行は電力、エネルギー、電気通信、インフラ、航空、輸出志向産業に40億ドル(4592.7億円)を調達した。

「これはバングラデシュにとって非常に重要です。しかしインフラへ投資の一部を早めなければいけない時期になりました。GDPに対する投資を、現時点の30%から35%まで上げなければいけません」

マーズ本部長は、銀行がバングラデシュの企業成長を確かなものにしたいという。

スタンダード・チャータードは常に外国為替を必要とするグローバルネットワークの顧客をつなぎとめようとしており、また顧客、特にバングラデシュに投資しようとする顧客を支援していると補足した。

バングラデシュはこの地域の成長物語であるため、111年の歴史を持つスタンダード・チャータードにとってバングラデシュ市場はとても重要だ。

スタンダード・チャータード銀行のすべての商品は小売、商業銀行、取引銀行、インターネットバンキング、クレジットカード、デビットカードから始まっている。

バングラデシュは成長要素を持つ市場として非常に特別な場所である。スタンダード・チャータードの世界展開の中で、商業と民間融資の責任者を務めるマーズ本部長はいう。

「私たちは顧客により良いサービスを提供するため、ビジネスに投資してきました。私たちは製品に投資しています。過去6カ月間で2枚の新しいカードを発売しました。技術にも投資しています。来月から始まる期待の持てる技術です。また支店ネットワークにも投資しています」
2012年1月、戦略と企業開発のグループのトップとしてスタンダード・チャータード入社したマーズ本部長はいう。

バンキングシステムの中により多くの人を取り込むため、バングラデシュや国内銀行や開発機関などのパートナーと協力して、ダッカやチッタゴン、輸出加工区の支店網を集中している。

アブラー氏はフィナンシャルインクリュージョン(あらゆる人が金融サービスを利用できる支援を行う)に関する議論で、銀行はパートナーを通じ、農業や中小企業なども引き入れていると話す。

銀行は小さな口座を多く開設することはしないと、アブラー氏。
「私たちはすべてを行うことはできません。私たちは他の人たちができない大規模なインフラプロジェクトに資金調達するなど、最善を尽くすことに集中しています」

スタンダード・チャータードは1972年にバングラデシュ初の外部信用状(LC)を公開し、独立したバングラデシュに信用枠を拡張した最初の国際銀行だ。

またATMやデビットカード、クレジットカード、国際的なデビットカード、イスラム法に基づいたクレジットカード、24時間対応のコンタクトセンター、最先端のオンラインバンキングプラットフォームを最初に始めた銀行でもある。

バングラデシュ/The Daily Star Mar 14 2017 
http://www.thedailystar.net/business/invest-more-infrastructure-sustainable-growth-1375528
翻訳:藤重
#バングラデシュ #ニュース #スタンダードチャータード銀行