日本、職業訓練を支援

日本政府は“人間の安全保障草の根プロジェクト”の無償援助(GGHSP)として、カーン・バハドゥル財団に8万3289ドル(929.7万円)を提供した。

在ダッカ日本国大使の渡邊正人氏とカーン・バハドゥル財団のマームドゥル・イスラム・チョードリー氏が火曜日、援助契約に署名した。

カーン・バハドゥル財団による、チッタゴン(Chittagong)県バンシュクハリ(Banshkhali)郡の職業訓練施設"カンシュカリ技術専門学校(BPI)"の建設プロジェクトへの援助となる。

日本大使館の報道発表によれば、バングラデシュにはスキルを持たない労働者が多くいるが、職業訓練の機会を得られる割合は4%にすぎず、質の良い職業訓練施設の需要が非常に高いという。

このため日本政府はカーン・バハドゥル財団の支援に名乗りを上げた。

このプロジェクトにより、地域内の貧困若年者は最新の職業訓練を無料で受けられるようになるという。

BPIでは造船関係の仕事を扱う。この分野は訓練を受けた労働者が不足しているため、仕事のオファーを受けやすい。

年間400人以上が溶接や製造、電気や航行に関する優れた訓練を受けられるようになることが期待されている。

日本は1989年以来、人間の経済的・社会的な安全保障を民間レベルで強化するため、GGHSPを通じて187件のNGOプロジェクトを支援してきた。

バングラデシュ国内のNGOにこれまで供与されたGGHSPによる援助総額は、14.53億ドル(1,622億円)にのぼる。

Prothom Alo Mar 22 2017
http://en.prothom-alo.com/economy/news/143055/Japan-provides-aid-for-vocational-training
翻訳:長谷川
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