歳入庁(NBR)は23日、オンライン付加価値税(VAT)システムを発足させた。事業者はこのシステム経由でVAT関係の手続きを済ませるオンライン納税が可能になる。
「我々はVATをオンラインで支払います」
AMA・ムヒト財務相は工事中のNBR本部で行われたシステムの発足式で話した。
オンラインVATシステムの発足までには、VAT行政を機械化し現存の1991年VAT法を新VAT法に差し替える構想をNBRが採用してから、数年を要した。
NBRによると、2012年に枠組みが作られた新VAT法が施行され次第、オンライン支払いが可能になるという。
NBRは新法を7月1日から施行し、納税者へのより良いサービス提供、税収額の増加、歳入行政の透明性と説明責任の確保を目指す。
企業は事業識別番号をオンラインで取得し、VAT関係の事務所に足を運ぶ必要があった納税申告書提出などの手続きを新システムでできるようになる。
「これは歴史的な瞬間です」
トファイル・アーメド商業相は発足式で話した。
ムヒト財務省とアーメド商業相は新システムの発足に先立ち、事業者との会合を催した。そこで新VAT法施行前の懸念事項について聞き取りをした。
事業者は新VAT法について、一律15%ではなく複数の税率を設けるよう長期間に渡って求めてきた。だが会合では、事業者の要望について一切の結論が出なかった。会合はもう一度開かれる。
パネリストの提案は一切実施されておらず、信用性を欠いている。事業者らは会合で話した。
この状況では、新法を実りのあるものにするのは難しいだろう。
会合には、バングラデシュ商工会議所連盟のモハンマド・シャフィウル・イスラム副会長、ダッカ商工会議所のニハド・カビル会長も出席した。
バングラデシュ/The Daily Star Mar 24 2017
http://www.thedailystar.net/business/vat-system-goes-online-1380397
翻訳:長谷川
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