ダッカ(Dhaka)に必要器材が届いたことで、バングラデシュ通信規制委員会(BTRC)による、携帯電話会社が提供するデータ通信や通話、ビデオ通話品質の判定計画は実現に一歩近づいた。BTRCは今後2週間以内に、ダッカ内の不特定地点で官邸を開始する。
BTRCはデータ通信速度や通話セットアップ時間、通話成功率、通話切断率、通話品質を測定する。これまでサービス品質は携帯電話会社自身が作成した報告書に頼らざるを得なかった。これらの正確さには議論の余地があった。そのため、BTRCは劣悪なサービスを適切に取り締まることができなかった。
「我々はユーザーに高品質サービスを保証することを最優先にしており、今回の判定はそのプロセスの一環として行われます」
BTRCのシャージャハン・マームード会長は話した。
判定は今後チッタゴン(Chittagong)等の都市でも実施される。BTRCは独立した判定を実施するため、無線機材の大手サプライヤーであるアナイト・フィンランド社に測定と分析を依頼した。
BTRCによると、アナイト社は通話切断や通話待機時間、通話の明瞭度、データ転送の品質や所要時間など、サービス品質について定期的に報告を行うという。
アナイト社には報酬として29万3千ドル(3235万円)が支払われる。
携帯電話各社はサービス品質に応じて順位付けされ、報告書は一般公開される。消費者はサービスの実態を確認し、それに沿って行動を起こすことができるとBTRCはいう。
BTRCは測定をアナイト社と共同実施するか、完全委任するか、まだ決めていない。
判定が始まり次第、BTRCは許容可能サービスの定義をより良い内容にするため、品質ガイドラインの修正に動くとマームード会長はいう。
「長い間保留されていた決定ですが、今回は本気です。我々が品質情報を得るために動き出せば、各社は間違いなくサービス品質を改善するでしょう。それが我々の本当の目的です」
だが携帯電話会社は、許容可能なサービス品質を定める数値を設定する前に、自分たちに相談するよう要求した。
BTRCはサービス品質改善努力の一環として、昨年11月に公聴会を実施した。マームード会長によると、同様の公聴会はチッタゴンやラジシャヒ(Rajshahi)でも行われるという。
さらに、携帯電話5社のサービス品質について、利用者からフィードバックを受け取れるシステムを導入している。昨年5月から10月の期間中、合わせて7561件の苦情届けがあった。
最近、利用者は消費者権利保護委員会に苦情を提出するようになった。同委員会は携帯電話上位3社に対し、現在まで3件についての罰金を科している。
The Daily Star Mar 26 2017
http://www.thedailystar.net/business/btrc-set-assess-mobile-operators-service-quality-1381534
翻訳:長谷川
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