バングラデシュにある大学の6つの火星探査プロジェクトが、米国で開かれている大学ローバーチャレンジ(URC)大会の決勝戦に進出した。
選ばれたのはアメリカン国際大学バングラデシュ(AIUB)、ユナイテッドインターナショナル大学(UIU)、イスラム工科大学(IUT)、バングラデシュ独立大学(IUB)、ダッカ工科大学(DUET)、ブラック大学だ。
7カ国、36大学が決勝戦を競う。
大学ローバーチャレンジ大会を運営する火星協会のウェブサイトによると、13カ国82チームが、世界で最も優れた宇宙飛行士支援火星探査機の設計、構築に挑戦したという。
各大学は、6月1日から3日に火星砂漠研究ステーションで行われる競技会で、学生が開発した探査機をお披露目する。
火星協会は2007年から毎年、競技会を開催している。
ブラック大学の学生は、バングラデシュ初のナノ衛星アネーシャ(Onnesha)と月面探査機コンドロボット(Chondrobot)を開発後、火星探査機モンゴル・トリ(Mongol Tori)の開発さらに進めた。
URCで展示される探査機は、6人の学生チームが設計を開発を行った。
「自分たちのデザインが、大学ローバーチャレンジで選ばれたことを嬉しく思います。国の誇りをかけて頑張ります」
ブラック大学のチームのリーダー、ナイアズ・シャリフさんは話した。
「これは学生たちが達成した誇るべき偉業です。同様に6つの大学が決勝戦に選ばれたことも、バングラデシュにとって目覚ましい功績です」
ブラック大学のアネーシャやコンドロボットプロジャクトを指導したカリルール・ラーマン氏はいう。
「これによりバングラデシュのイメージが国内外でよくなることを願っています」
政府はこうした学生の取り組みを支援する必要があると、ラーマン氏は補足した。
ブラック大学は5月までに国内初のナノ衛星ブラックアネーシャを打ち上げる予定だ。10センチメートル四方の立方体衛星は主に研究目的に使われる。
2011年、学生たちは月面探査機コンドロボットを作り、NASAの月面探査機コンテストに参加した。
バングラデシュ/The Daily Star Mar 29 2017
http://www.thedailystar.net/frontpage/made-bangladesh-1382890
翻訳:藤重
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