シェイク・ハシナ首相は昨日、インド投資家に対し、インフラや電力、製造業、食品加工といったバングラデシュの7部門への投資を呼びかけ、見返りを保証した。
インド投資家は、中国や韓国、マレーシア、タイ、チリがバングラデシュに拡大した関税免除の恩恵にもあずかれる。首相はバングラデシュを魅力的な投資先として売り込もうと、"インド-バングラデシュ・ビジネスフォーラム"で話した。
バングラデシュは欧州連合や日本、オーストラリア、カナダなど38カ国から一般特恵関税制度の対象とされており、さらに国内には1.6億人の大規模な市場が存在すると首相は話した。
国内インフラ部門は2030年まで、200億ドル(2.21兆円)の投資を必要としている。現段階ではパドマ多目的橋やローププール原子力発電所などの大型インフラプロジェクトが進行している。
二国間投資保護協定に基づき、インドからの投資の安全は保障されると首相。
さらに外国の投資家に対し、収益や投資資本の100%の本国送還などの魅力的なパッケージを提案している。首相によれば、政府はモングラ(Mongla)やベラマラ(Bheramara)、ミルショライ(Mirshorai)に、インドの投資家専門の経済特区を設置しているという。
「我々はあなた方のビジネスに対し、前方にも後方にもリンケージを提供します。インドの投資家がバングラデシュで、機会やあらゆる利益を得ることを保証します」
バングラデシュは社会や経済で著しい発展を見せており、2021年の中所得国化や2041年の先進国化に向け、順調に進んでいる。
首相はバングラデシュ経済の主要な開発指標リストに言及し、昨年は7.1%のGDP成長を達成したと話した。2020年にはGDP成長率が8%に達すると予測されている。1人当たりの収入は1466ドル(16.2万円)に増加し、外貨準備高は300億ドル(3.32兆円)を上回るという。
「インドのビジネスコミュニティは、バングラデシュの安定した経済成長や高い人口ボーナス、他に対抗できる事業費用、大規模な顧客基盤を存分に活用することができます」
首相によれば、外国人投資家の助けとなるワンストップサービス法が間もなく完成するという。
The Daily Star Apr 11 2017
http://www.thedailystar.net/business/hasina-woos-indian-investors-1389385
翻訳:長谷川
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