ベンガル新年のボヘラ・ボイジャックが目前に迫る中、公務員は新年ボーナスを受け取って活気づいている。
国内労働力の5%を占める140万人の公務員とスタッフは、2年連続で基本給5分の1の新年(ボイジャック)ボーナスを受け取った。自治体職員や国有銀行員にもボーナスは支給された。
国内労働力の95%を占める民間企業従業員は、いくつかの例外を除き、それほど幸運ではない。
国内には57の銀行あるが、ほとんどが民間企業だ。
昨年、民間銀行の営業利益は1752億タカ(2408億円)だったが、その大半は従業員に新年ボーナスを支給していない。もちろんイスラム銀行やアルーアラファイスラム銀行、プライム銀行、南バングラ農商銀行のような例外もある。
「我が行がボーナスを導入したことを嬉しく思います。他の銀行もそうすれば、誰もが喜びを分かち合うことができます」
プライム銀行のモニルッザマン副頭取は話した。
だが銀行が新年ボーナスを支給しないのには、彼らなりの“理由”がある。
「我が行の銀行員は給与が高く、毎年いくらかのボーナスもあります。新年ボーナスを与えるのであれば、他のボーナスで調整されるでしょう」
ジャムナ銀行のシャヒクル・アラム頭取は話す。
最大の支店網を持つプバニ銀行の見解は、ジャムナ銀行と同じだ。
相互信託銀行頭取でバングラデシュ銀行家協会会長のアニス・A・カーン氏は、スタッフは高額報酬を受けとっており、いくらかのボーナスも出ていると話した。
携帯電話会社は毎年多額の利益を上げているが、まだ従業員に新年ボーナスを支給していない。
国内最大の携帯電話会社グラミンフォンの最高人事担当責任者クァジ・モハマド・シャヘド氏は、新年ボーナスは法律で定められた義務的な報酬要素ではないという。
「当社のボーナスは他企業のボーナス以上に高額なため、新年ボーナスを導入する考えはありません」
政府はバングラ暦初日のボヘラ・ボイジャックを祝うよう、国内すべての教育機関に通達した。
シャトキラ(Satkhira)県カラロア(Kalaroa)郡のバマンカリ高校のシャヒウル・アザム校長はデイリースターに対し、今年のボヘラ・ボイジャックは週末の金曜日(バングラデシュの休日)のため、先生方に学校へ出てきてくれるよう頼んだという。
MPO(月払い指示)リストの学校教師は、公立学校教師と違って新年ボーナスは出ない。
ジャーナリストは人々の幸福や苦しみを描写する。今も新年祝賀を盛り上げる作品や番組を作っているが、新年ボーナスを支給するのはわずかなメディアに過ぎない。
ハサヌル・ハック情報相は、ボイジャックボーナスをどうするかは次のジャーナリスト賃金修正委員会で明らかにするという。
「委員会に諮らずにコメントすることは正しくないでしょう」
バングラデシュジャーナリスト連盟組合(BFUJ)のマンジュルール・オーサン・バルブル理事長は、ハシナ首相が昨年メディアに呼びかけたことで、一部のメディアが新年ボーナスの支給を始めたと話す。
ダッカジャーナリスト組合はすべてのメディアに対し、新年ボーナスを支給するよう求めたという。
ボヘラ・ボイジャックはベンガル人最大の文化的祝祭の1つだ。世俗的精神に深く根差した文化的祭典に人々は集う。国を挙げて壮大でカラフルなお祭りが開催され、ベンガル新年を歓迎する。
バングラデシュ/The Daily Star Apr 12 2017
http://www.thedailystar.net/backpage/baishakh-festival-bonus-no-cheers-non-govt-staff-1389961
翻訳:吉本
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