バングラデシュの茶園で働く多くの労働者は、メーデーの背後にある意義や歴史を知らない。
ただ祝日だということを知っているだけです。バングラデシュ茶園労働者組合のマコーン・ラル・カーメーカー代表は話す。
「163茶園で働く70万人の労働者のうちおよそ10万人が、この日を意識しないまま、祝日だとだけ認識していました」
国際労働者連帯の日として知られるメーデーは、米国シカゴの労働者の最長8時間労働を目指した歴史的蜂起を記念している。
「私たち(労働者)はバングラデシュの市民であり、選挙権を持っています。労働者は最低賃金として1日85タカ(115.9円)を受取りますが、それは世界で最も安い賃金です」と、カーメーカー代表はいう。
「茶園で労働者の権利を教えるシステムを持たないため、私たち労働者はこの日について何も知りませんでした。これまで労働者の権利について勉強しようとしたとき、茶園経営者は様々な方法で脅かしてきました」
バングラデシュ茶園女性フォーラムのギタ・ラニ・カヌ代表は特派員に話した。
Many labourers working at the tea gardens in the country are not aware of the significance or history behind May Day. Photo: Star
「労働者は1971年のバングラデシュ独立時も闘ってきました。私たちはどんな報いを受けましたか?」
カヌ代表は特派員に尋ねた。
「私はここで20年間働いていますが、メーデーについて知りませんでした。政府が決めた休日だと思っていました」
チャンドプール(Chandpur)茶園の労働者ベラ・バウリさん(45歳)は話す。
「私たちは茶園経営者に対し、尊厳を持って労働者と接するよう強く促したいのです」
シレット(Sylhet)管区のスシャソナール・ジョノ・ナゴリクのファルク・マームド・チョードリー代表は、同様な意見を表明した。
バングラデシュ/The Dairy Star May 01 2017
http://www.thedailystar.net/country/many-bangladesh-tea-workers-arent-aware-may-day-1399285
翻訳:吉本
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