750MW発電所の建設を承認

内閣委員会は昨24日、リライアンスパワー(インド)に対し、ナラヤンガンジ(Narayanganj)県メグナガートでの750メガワット(MW)の発電所建設を承認した。

発電には輸入液化天然ガス(LNG)を使用する。発電所で作られた電力は政府が1キロワットアワーにつき5.85タカ(8.09円)で買い取る。

リライアンスパワーは保有する機械の一部を南インドの発電所からバングラデシュに移転させた後、発電所建設を求めた。

リライアンスパワーは2015年6月、輸入LNGを用いる3千MWの発電所をバングラデシュに建設することを政府に提案していたが、バングラデシュ電力開発庁はこの件についても事前合意を締結した。

電力開発庁の職員によれば、新発電所の主要な設備はインドからの移転となるが、リライアンスパワーは設備製造業者から受領した性能証明書を提出する必要があるという。

リライアンスパワーはさらに中東からのLNG輸入を容易にするため、コックスバザール(Cox's Bazar)のモヘシュカリに水上ターミナルを建設する必要があるという。モヘシュカリではLNGの荷降ろしやガス化が行われる。

また、モヘシュカリからメグナガートまでガスを供給するためのパイプラインが必要となる。

国営のペトロバングラはモヘシュカリからバクラバドまでのパイプラインを建設する。また、ガス配送公社(GTCL)はバクラバドのクトゥムブプール(Kutumbupur)からメグナガートまでのパイプラインを自社資金で建設する。

電力開発庁の職員によると、リライアンスパワーはGTCLに対し、パイプラインの利用料を支払うことになるという。また、新発電所は2019年以降に稼働する可能性があると話した。

さらに内閣調達委員会は24日、ローププール原子力発電所プロジェクトの一環として、16階建ての建物1棟と20階建ての建物2棟の建設を承認した。総費用は約51億タカ(70.6億円)。内閣府の職員によれば、これらの建物は発電所従業員向けの居住施設として使われるという。

ローププール原子力発電所プロジェクトの費用は1兆1309億タカ(1兆5651億円)と、国内史上最大の数字だ。費用のうち、2400メガワット原子力発電所2カ所の建設費9104億タカ(1兆2599億円)はロシアが提供する。

バングラデシュ/The Daily Star May 25 2017
http://www.thedailystar.net/business/reliance-gets-cabinet-nod-set-power-plant-750mw-1410400
翻訳:長谷川
#バングラデシュ #ニュース #エネルギー #電力