今年、中等教育資格証明(SSC)試験でGPA-5(最高成績)を取得した才気あふれるトゥヒン・ミアさんは学費が足りず、このまま勉強を続けるかどうかまだわからない。
将来医者になりたい16歳の少年は自然科学を学ぶ生徒として、マイメンシン(Mymensingh)県ゴウリプール(Gouripur)郡にあるラジェンドラ・キショール・政府高等学校に通っていた。
ゴウリプール郡サティサ村の極貧家庭出身のトゥヒンさんは、(上級学校である)カレッジで勉強を続ける方法が見つけられず、ダッカ(Dhaka)ミルプール(Mirpur)地区のビル建設現場で日雇い労働者として働いている。
3日前、トゥヒンさんは兄のシャヒンさんと一緒に仕事をする目的でダッカへやってきたと、電話インタビューで特派員に話した。
「ダッカへ来る前、私と兄はゴウリプールのレンガ工場で日雇い労働者として働いていました。入学金やその他の教育費を稼ぐためにここで働いています」
砂糖菓子従業員の息子であるトゥヒンさんはJSC(下位中等教育資格証明)試験に合格したあと、教育費を稼ぐため地元のレンガ工場で働きはじめ、ダッカへ来るまでそれを続けていた。
トゥヒンさんの父親ソブハン・ミアさんは、極度の貧困のため、長男のシャヒンさんや娘のルナ・アクターさんに勉強を続けさせることができなかったと話す。
ラジェンドラ・キショール・政府高等学校の物理教師アブドゥル・マレクさんによると、トゥヒンさんは郡や県レベルのスクールクリケットの選手として名声を博したという。
バングラデシュ/The Daily Star May 29 2017
http://www.thedailystar.net/country/struggle-study-1412224
翻訳:吉本
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