日曜日早朝、国内初のナノ衛星"ブラックオンネシャ"はISS(国際宇宙ステーション)へ向け、CRS-11ミッションスペースXのファルコン9ロケットで打上げられた。
打上げはバングラデシュ時間午前3時7分、米国フロリダ州のケネディ宇宙センターで行われた。これは39A発射台から100回目の打上げになった。
39A発射台は初めて月に足跡を残したアポロ11号の発射の際にも使われた。
ファルコン9はスペースXが設計製造した2段階ロケットで、衛星ミッションでは信頼性と安全性が高い輸送手段だ。
ブラックオンネシャは月曜日にISSとドッキングする宇宙船"ドラゴン"に搭載されている。数週間後(6月下旬の予定だが未確認)、オペレーションを開始するため、ISSの宇宙飛行士によって地球軌道に配備される予定だ。
当初、同じくケネディ宇宙センターから予定されていた6月2日の打ち上げは、雷を含む悪天候のため延期されていた。
バングラデシュ初の宇宙への進出という歴史的イベントはNASAのテレビを通じて放送された。
https://www.nasa.gov/multimedia/nasatv/index.html#public
2月8日、ブラック大学はバングラデシュの教育機関として初めてナノ衛星を持つことになった。日本の大学の技術と設備を使って開発・組立てを行ったのはアブドゥラ・ヒル・カフィさん、ライハナ・シャムス・アンタラさん、マイスン・イブン・モノワールさんの3人だ。
重さ約1kg、10cm四方のブラックオンネシャは、地球からおよそ410kmの低軌道に配備される。
毎日4ー6度バングラデシュ上空を通過する。ダッカにあるブラック大学キャンパス内のグランドステーションでは、衛星からのデータを受信する準備が整えられている。
バングラデシュ/Prothom Alo Jun 04 2017
http://en.prothom-alo.com/science-technology/news/150171/BRAC-Onnesha-launched-into-space
翻訳:吉本
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