もっと魅力的なサリーを

もっと魅力的なサリーを
シレット(Sylhet)管区の女性労働者はイード・アル=フィトルを前に、先住民族開発組織(ECDO)の力を借りながら、マニプリ衣料品や商品の製作で忙しい。

「伝統的なマニプリを代表する多次元デザイン織の生産ができなかったため、最初はどんな注文ももらえませんでした。研修を受け、ECDOから支援してもらったおかげで伝統的なデザイン作り方がわかって、注文が入るようになりました。イード前の需要で国内各地や外国からたくさんの注文があるので、サリーを織るのに毎日忙しく過ごしています」
モウロビバザール(Moulvibazar)県カマルゴンジ(Kamalganj)郡ソンガオン村のマニプリ織工ビチトラ・ハモムさん(21歳)は話す。

ビチトラさんだけではない。シレット管区のおよそ1千人の女性が支援を受けながら、イード前の製作に忙しい日々を過ごしている。

シレット市のラマバザールやモウロビバザールのカマルゴンジ郡やスリモンゴル(Srimangal)郡では、独創的で流行を取り入れたマニプリ織でよく知られている。

ラマバザール織工ルマ・デビさんやアンジャリ・デビさん、ヘレン・シンハさんは、卸売業者が織工の家を回って商品を集めていて、多くの観光客も織物を買っていくと特派員に話した。

織工たちは巨大なイード注文を終わらせるというプレッシャーに対処するため、早めに製作に取り掛かったと話す。彼らはサリーやショール、ベッドカバー、ベッドシーツ、女性のスリーピース、スカーフを生産している。

サリーは3500-6500タカ(4786-8888円)、オルナは850-1800タカ(1162-2461円)、ガムッチャは850-1700タカ(1162-2324円)、ショールは1100-2000タカ(1504-2735円)、マフラーは400-600タカ(547-820円)、バッグは650-800タカ(889-1094円)だ。

織工のアンジャリさんは特派員に、シレットのECDOが彼らに研修を行い、織物を製作するうえであらゆる種類の援助をしてくれたと話した。

ヘレンさんによると、ECDOはさまざまな研修や技術サポートを提供することで彼らのスキルや能力を高め、製品のマーケティングのため、製作展示センターを設置したという。

「先住民族コミュニティの伝統を促進することで、女性たちの発展を確保できることを発見しました」
ECDOのラクシュミカンタ・シングー事務局長は特派員に話した。

有名ファッションデザイナーのチャンドラ・シェクハール・サハ氏は、伝統を表す独特な多次元デザイン服を製作することを教えたという。

ECDOはマニプリ手織りアーティストのため、"MOIRANG"と名付けた店舗をオープンすることにしたと、事務局長は補足した。

マニプリ先住民族コミュニティには女性が機織りをして服を作って市場へ売りに行くという家庭生産システムがあるという。

この手織り産業はマニプリ経済に重要な役割を果たしてきたのである。

バングラデシュニュース/The Daily star June 05 2017
http://www.thedailystar.net/country/more-attractive-manipuri-saris-ahead-eid-1415476
翻訳:吉本
#バングラデシュ #機織り #イード