廃棄物処理強化に1.6億タカ

国家経済会議実行委員会(ECNEC)は昨6日、南北ダッカ市やチッタゴン(Chittagong)市の廃棄物処理能力向上を目指す"固形廃棄物処理設備の調達"プロジェクトの16億120万タカ(21億8936万円)を承認した。

ダッカ(Dhaka)で開かれたECNECの会議で承認された。会議はECNEC委員長とシェイク・ハシナ首相が主宰した。

AHM・ムスタファ・カマル計画相は会議後の記者会見で、11件のプロジェクトが総見積費用372億3060万タカ(509億642万円)で承認されたと明らかにした。

「プロジェクト総額のうち、360億3670万タカ(492億7397万円)は国庫から、2億2500万タカ(3億765万円)は各機関の自己資金から、残りの9億6890万タカ(13億2480万円)はプロジェクト支援金から賄われます」

承認されたプロジェクトのうち、8件が新規プロジェクトで3件が修正プロジェクトだ。

"固形廃棄物処理設備の調達"プロジェクトは地方行政局が2018年12月までに実施する。プロジェクト費用のうち、6億3240万タカ(8億6470万円)は国庫支出から、残りの9億6890万タカ(13億2480万円)はプロジェクト支援から賄われる。

さらにこのプロジェクトは、ダッカやチッタゴンの炭素排出量の削減や、持続可能な廃棄物処理の確立による衛生状態の改善も目的とする。

プロジェクトは主に、「小型ダンプカー11台、4輪駆動ダンプカー11台、大型ダンプカー13台、小型圧縮機24台、大型圧縮機34台の調達」「コンテナ運搬車57台の調達」「コンテナ285台の調達」「南ダッカ市内の予備部品保管庫の設置」「研修や車両整備作業場用の4階建て多目的建物の建設」「南ダッカ市で各種機材や下水設備を設置する際に必要となるインフラの整備」「チッタゴン市で予備部品保管庫の設置」「チッタゴン市で研修や車両整備作業場用の4階建て多目的建物の建設」「チッタゴン市で各種機材や下水設備を設置する際に必要となるインフラの整備」を行う。

ECNECではこの他、"重要幹線道路の適切な水準と幅員への改修(ボリシャル:Barisal地区)"と題したプロジェクトを52億1360万タカ(71億2870万円)で承認した。

このプロジェクトは道路・幹線道路局の道路・幹線道路課が、2019年12月までに実施する。この中でボリシャル地区内の5つの幹線道路の130.12キロメートル分を改修し、安全かつ妨げの無い道路交通システムを確立する。

さらに、債券管理全体を完全に透明化するための"債券管理の機械化"プロジェクトを8億1150万タカ(11億959万円)で承認した。プロジェクトは歳入庁が2018年までに実施する。

これら以外に、"県本部への政府大学院の設置(第一改訂版)に169億450万タカ(213億1399万円)"、"ファリドプール織物研究所の設置に9億7560万タカ(13億3396万円)"、"シレット織物研究所の設置に9億5660万タカ(13億799万円)"、"チッタゴン工学技術大学ITビジネス起業支援所の設置に7億6910万タカ(10億5,161万円)"が承認された。

会議には各省の大臣や関係国務大臣、計画委員会の所属員、関係次官が出席した。

バングラデシュニュース/The Daily Star Jun 07 2017
http://www.thedailystar.net/city/tk-160cr-project-enhance-waste-management-capacity-1416619
翻訳:長谷川
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