【Prthom Alo】伊藤直樹在ダッカ日本大使は、新しくできるボンゴボンドゥ・シェイク・ムジブ鉄道橋(4.8 km)が、国際的、地域的な鉄道輸送ネットワークの重要な一部になると述べた。
国際的、地域鉄道ネットワークとしては、SAARC( 南アジア地域協力連合)回廊やBIMSTEC(ベンガル湾多分野技術経済協力イニシアチブ)鉄道ネットワークを挙げた。
ボンゴボンドゥ・シェイク・ムジブ鉄道プロジェクトは、「日本・バングラデシュ包括的パートナーシップ」の共同声明に含まれる5大プロジェクトのうちの1つで、シェイク・ハシナ首相が2014年5月の訪日時、具体的に要請したものである。
新しい橋は、既存のバンガバンドゥ多目的橋より300メートル上流に建設される。
ボンゴボンドゥ多目的橋は、1990年代後半、JICA(日本国際協力機構)やWB(世界銀行)、ADB(アジア開発銀行)の共同出資で建設された単線の鉄道橋で、列車の重量や大きさ、移動速度などに制限がある。
最高速度は時速20kmで、橋東側の駅から西側の駅までの列車移動に、およそ30分ほどかかる。
伊藤氏は、橋の負荷及び速度制限のため、列車のスケジュールの遅れは頻繁に起こっていると述べた。
この鉄道路線は、とりわけ近隣諸国との貨物輸送に大きな可能性を秘めているが、そのような制限があるため、十分に利用されていない。
従って、この場所に鉄道専用橋をもう一本建設することは、増加する交通需要を満たすために必要不可欠だと、伊藤氏は述べた。
シェイク・ハシナ首相は29日、テレビ会議で、新しい鉄道橋建設工事の着工式に参加した。
また、伊藤大使、早川友歩JICAバングラデシュ事務所長も出席した。
ジャムナ川に架かる全長4.8キロの新鉄道橋は、JICAの資金援助を受け、バングラデシュ鉄道が主体となって建設する。
2024年に完成すれば、このドゥアルゲージ複線橋はバングラデシュ最大の専用鉄道橋になるという。
伊藤氏は、この橋があれば、ダッカと西部地方を結ぶ鉄道輸送の能力と安全性を飛躍的に向上させることができると述べた。
Bangladesh News/Prothom Alo Nov 29 2020
https://en.prothomalo.com/bangladesh/japan-says-bangabandhu-railway-bridge-to-become-key-part-of-intl-regional-rail-network
翻訳:吉本