ポトゥアカリ(Patuakhali)県カラパラ(Kalapara)郡トゥラタリ村のモアジーム・ホサインさんは、ここ8年間カニ養殖に精を出していくつかの成功を収めている。今年、良い結果が示さたことで次第に人気が出てきた籠養殖法を試すことにした。
「カニの養殖を始めた時は開けた池を使っていましたが、たびたびカニが死ぬなど沢山の問題がありました。エサ代は高く、池の底は柔らかい泥なのでカニの回収も困難でした」
モアジームさんは説明する。
「最近、籠利用の養殖に切り替えました。1万タカ(1万3673円)ほどをかけ、池の中に合わせて250籠を設置しました。以前よりもはるかに良好です。既に月1万7千タカ(2万3245円)を稼いでいますが、完全な養殖場になれば週に2万タカ(2万7347円)を稼げるはずです」
近くのバドゥルタリ村のアブドゥル・バレクさんも、モアジームさんと同様にカニの籠養殖で生計を立てている。自分の池は所有していないため、公共のバドゥルタリ水路に籠を置く。
「大型籠300個で始めました。カニは重さ180グラムまでのものを市場から最高でキロ450タカ(615円)で買いました。それぞれの籠に6匹ずつ入れ、10~18日間育て、キロ1300タカ(1777円)で売ります」
アブドゥルさんはこの4カ月間でカニを3回売り、10万タカ(13万6733円)近くを稼いだ。
カラパラ漁業局によれば、カニの籠養殖は確実な収入を生みだしてくれる可能性が高いため、地元で人気だという。さらに、籠養殖は他の水産プロジェクトと組み合わせることができる。
「私の池では、様々な種類の魚と一緒にカニの籠養殖しています。十分に生計を立てられています」
モヒプール村のモノブラト・サルカルさんは話した。
カラパラ漁業官のモハンマド・カムルル・イスラム氏によれば、沿岸地域には養殖の助けとなる広々とした川や池、水路があるため、カニの籠養殖に大きな可能性があるという。
「カニは国内外で大きな需要があります。我々はカニの籠養殖に意欲がある地元の農家に技術支援を行っています」
バングラデシュニュース/The Daily Star Jun 11 2017
http://www.thedailystar.net/country/cage-farmed-crabs-prove-money-spinner-patuakhali-1418587
翻訳:長谷川
#バングラデシュ #カニ籠養殖 #水産
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