サイバー犯罪のコストは今年1兆ドルを超える

サイバー犯罪のコストは今年1兆ドルを超える
[The Daily Star]ある調査報告によると、サイバー犯罪は今年、世界経済に1兆ドル以上の損害を与えると予想されており、2018年から50%以上増加しています。

戦略国際問題研究所(CSIS)を使用したマカフィー株式会社.のレポートによると、オンライン犯罪活動のコストは世界経済の生産高の1%以上であり、金銭以外にも重大な影響を及ぼしました。

研究者たちは、ランサムウェア、フィッシング、ビジネスメールの乗っ取り、スパイウェア、暗号通貨の盗難など、さまざまな攻撃が急増していることを指摘しました。

増加の一部は、職場の外でリモートで作業する人が増えることによるセキュリティの低下に起因する可能性があります。

マカフィーの最高技術責任者であるスティーブ・グロブマンは、次のように述べています。「技術が進化し、新しいテクノロジーが脅威の表面を広げ、仕事の性質が家庭環境と遠隔環境に拡大するにつれて、企業に対するサイバー攻撃の重大度と頻度は高まり続けています。

「業界と政府はサイバー攻撃の財政的および国家安全保障への影響、計画外のダウンタイムを認識していますが、侵害の調査コストと生産性の混乱は、あまり評価されていない高い影響コストを表しています。」

このレポートは、米国、カナダ、英国、フランス、ドイツ、日本、オーストラリアの政府および企業の1,500人の技術専門家の調査に基づいています。

レポートによると、サイバー犯罪の影響には、知的財産と金銭的資産の損失だけでなく、システムのダウンタイムと組織の評判の低下も含まれていました。

「サイバー犯罪が公共の安全を害し、国家安全保障を損ない、経済に損害を与える可能性があることは周知の事実です」と研究者たちは書いています。

「あまり知られていないのは、機会損失、リソースの浪費、スタッフの士気の低下など、組織が認識していない可能性のある隠れたコストです。」

研究者によると、懸念される点の1つは、調査対象の企業のうち、セキュリティインシデントの防止と対応の両方を計画していると答えたのはわずか44%であるということです。

このレポートは、世界的なコロナウイルスの大流行中に医療機関を標的にした攻撃の波と、ハッカーがCOVID-19ワクチンのサプライチェーンを標的にしているというニュースの真っ只中にあります。


Bangladesh News/The Daily Star 20201208
http://www.thedailystar.net/backpage/news/cybercrime-costs-top-1-trillion-year-2007577