年内に10特区が新たに完成

今年の12月までに少なくとも10カ所の経済特区(EZ)が新たに完成し、全部で15特区になるだろう。

「計画されているEZ100カ所のうち23カ所は、用地の取得や開発者の任命、基礎インフラ開発によって速やかに進んでいます」
バングラデシュ経済特区庁(BEZA)のパバン・チョウドリー長官は話す。

チョウドリー氏によれば、23EZのうち10カ所が今年中に完成するという。完成予定の特区は以下の通り。
メグナMeghna産業経済特区、ミルサライMirsarai経済特区、ナフNaf観光経済特区、サブラングSabrang経済特区、モウルビバザールMoulvibazar経済特区、ジャマルプールJamalpur経済特区、シラジゴンジSirajganj経済特区、ショナルガオSonargaon経済特区、イーストウェスト経済特区、アキジ経済特区。

既に複数の場所に5カ所のEZが完成し、投資家による投資も行われているとチョウドリー氏。完成済みのEZはモングラMongla経済特区、アブドゥル・モネムAbdul Monem経済特区、湾岸経済特区、アマンAman経済特区、メグナMeghna経済特区の5カ所だ。

「完成したEZには日本や中国を含む国内外の多くの投資家が強い興味を示しています」
チョウドリー氏はいう。

政府は既にあらゆる規制的な障壁を撤廃するために必要な法や規則を制定し、必要な政策や財政支援、ワンストップサービスによるガスや水道、電力の供給確保といった公共支援を実施し、起業家にストレスのない投資環境を提供する構えを見せているという。

政府はEZに投資を引き入れるため、所得税や関税、印紙税、配当税、電力や国内での調達に対する付加価値税(VAT)免除を含む複数の動機付けや助成金の制定も行ったとチョウドリー氏。

「投資家だけでなく、EZの開発者全員が助成金を得られます」

BEZAは今後15年で3万ヘクタールの土地に100カ所のEZを設置し、新たに約1千万人分の仕事を創出するという。

BEZAはバングラデシュ経済特区法2010に基き、EZの設置による成長の促進を目的として2010年に総理府の下に設けられた。

政府はEZの立地を地域の接続性や港湾へのアクセス性、十分な労働力、後方リンケージを確保できるかに基いて選定したという。

BEZAはEZの設置についての規制役を担い、EZ開発では官民パートナーシップ(PPP)様式で開発者を任命しているとチョウドリー氏。政府から認可を受けた民間部門もEZを設置している。

チョウドリー氏は持続可能な開発目標(SDGs)の2030年までの達成や。政府のビジョン2021、ビジョン2041に触れ、EZは投資や生産、輸出、雇用創出の面で国の経済に貢献するだろうと話した。

バングラデシュニュース/Prothom Alo Jun 19 2017
http://en.prothom-alo.com/economy/news/151543/10-more-EZs-to-be-ready-for-investment-by
翻訳:長谷川
#バングラデシュ #日本が興味 #経済特区