女性の衣料品労働者減少

女性の衣料品労働者減少

【The Daily Star】急速な自動化、賃金上昇、複雑な生産プロセス、結婚により、衣料品産業に従事する女性労働者が減少していることが、最新の調査で明らかになった。

調査によると、現在の衣料品産業の男・女労働者比率は41.7対58.3で、これは女性が総労働力の最大80%を占めていた以前とは異なった様相を呈しているという。

「ここ数年は、女性が労働力の65%を占めていましたが、現在は58.3%にまで低下しています」
ブラック(Brac)大学が企画した調査を担当したマップド・イン・バングラデシュ(MiB)のプロジェクト責任者サイード・ハシブディン・フサイン氏は述べた。

12月13日時点で輸出志向の衣料品工場の総労働者数は256万2383人、そのうち女性は149万4011人だった。

調査は、ダッカ(Dhaka)県、ナラヨンゴンジ(Narayanganj)県、ガジプール(Gazipur)県、チャットグラム(Chattogram)県の衣料品産業の主要集積地で行われ、全体の80%以上をカバーする。

調査の最終結論では、衣料品労働者数はある程度増加する可能性があるが、その後徐々に減少するとされた。

過去40年間、国内最大の輸出部門を担ってきた女性衣料品労働者が減少している主な理由は、賃上げや急速な自動化、結婚、そして複雑な衣料品生産へのシフトだと、フサイン氏は述べた。

【中略】

調査は4県の3223カ所の工場で行われた。ダッカは1171カ所、ガジプールは1053カ所、ナラヨンゴンジは613カ所、チャットグラムは386カ所となっている。

このうち、1886カ所がBGMEA(バングラデシュ衣料品製造輸出業者協会)、512カ所がBKMEA(バングラデシュニットウェア製造輸出業者協会)に加盟している。いずれにも加盟しない工場も574カ所あった。

輸出加工特区内にある衣料品アクセサリー製造工場や輸出志向の衣料品工場は調査に含まれなかった。

全工場のうち、463工場が下請けであることが判明した、とフサイン氏は補足した。

Bangladesh News/The Daily Star Dec 15 2020
https://www.thedailystar.net/business/news/women-garment-workers-the-decline-2011601
翻訳:吉本

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