【Financial Express】バングラデシュは今日(16日)、独立のために命を捧げた殉教者に深く敬意を表し、50回目の戦勝記念日を祝う。
1971年のこの日、300万人が命を犠牲にし、数十万人の女性が辱めを受けた9カ月に渡る血まみれの戦争が終わった。パキスタン占領軍は降伏し、バングラデシュは晴れて独立国となった。
世界のほとんどが麻痺状態に陥る新型コロナウィルスパンデミックの中、国民はお祝いのために公共施設に集まることはできない。だが、今年は国父『ボンゴ・ボンドゥ』シェイク・ムジブル・ラーマンの生誕100周年を迎えることもあり、例年とは別次元のお祝いとなる。
アブドゥル・ハミド大統領とシェイク・ハシナ首相は前夜、殉教者たちに賛辞を送るメッセージをそれぞれ発した。
政府は、世界的なパンデミックの中、健康ガイドラインを維持しながら、国レベルでこの日を祝うための精巧なプログラムを作り上げた。
ハミド大統領とハシナ首相は、夜明けと共にシャバール(Savar)の独立記念碑に花輪を捧げ、独立戦争の殉教者に敬意を表す。
2人の後には『自由の戦士』とその家族、各国外交官、与党アワミ連盟指導者、さまざまな政党や社会組織、あらゆる階層の国民が続く。
だが、例年行われるバングラデシュ陸・海・空軍、自由の戦士隊、予備軍、法執行機関が参加するパレードは開催されない。
この日を記念して、「独立戦争の精神を守り、国父ボンゴボンドゥ・シェイク・ムジブル・ラーマンが夢見た『ショナル・バングラ(黄金のベンガル)』を創りあげるため、デジタル技術を最大限活用し、国の繁栄を達成する」と題したウェブ討論会が開催される。
また、解放戦争の歴史に基づいたポスターが、スラワルディ・ウディヨンのスワディノタスタンバと地下博物館で展示される。展示会への参加、健康ガイドラインを遵守した上で、人数が制限される。
さらに、独立戦争を題材にした作文コンクールがデジタルプラットフォームを利用して開催される他、児童の絵画コンクールなどが全国の教育機関で開催される。
モスク、寺院、教会、パゴダなどの礼拝所では、国の平和や進歩のため、神の祝福を求める特別な祈りが捧げられる。
全国の刑務所、病院、孤児院などでは特別な食事が提供される。
同様のプログラムは、健康ガイドラインを遵守したうえで、県や郡レベルの他、海外のバングラデシュミッションでも行われる。
Bangladesh News/Financial Express Dec 16 2020
https://thefinancialexpress.com.bd/national/nation-set-to-celebrate-50th-victory-day-today-1608055531
翻訳:吉本