
【The Daily Star】アキジ(Akij)グループの関連会社アキジ・ベンチャーは、チャットグラム(Chattogram)の「ボンゴボンドゥ・シェイク・ムジブ・シルパ・ナゴール(BSMSN)」に348億タカ(460億円)投資して、18の製造工場を建設する意向を表明した。
投資は今後10年間で3段階に分けて行われる。
この投資プロジェクトの提案は、承認を受けるため、すでにバングラデシュ経済特区庁(Beza)に申請されたと、アキジ・ベンチャーのファードウシュ・サレヒン最高サプライチェーン責任者は述べた。
「アキジグループは国内外の市場をつかむため、常に質の高い投資を行い、国際標準を確保します」
製造工場はアキジ・ベンチャーの投資で建設し、2740人の雇用を創る予定だ。
アキジ・ベンチャーは計画を進めていくため、必要な土地を提供してもらうなど、Bezaの協力を要請している。具体的には、商品積み下ろしのための民間港設置などで、BSMSN内の土地307エーカーを求めている。
計画中の18の製造工場は、化学、アグリビジネス、電気、食品、飲料の5つの産業分野に広がっている。
この投資により、国内総生産に年間172.5億タカ(227.9億円)貢献すると、アキジグループは予測している。
アキジグループはバングラデシュ最大の産業コングロマリットの一つで、24の子会社から構成されている。その歴史は1950年にまで遡り、現在雇用する従業員は3万5千人以上にのぼる。
プロジェクトは来年2021年に始まり、2031年に完成する予定だ。だが、土地を確保でき次第、すぐ港や造成開発に着手するという。
Bezaのパバン・チョードリー長官は、アキジグループの質の高い投資提案に対して真摯に対応するとし、大規模コングロマリットのアキジは国の輸出バスケットに貢献するだろうと述べた。
また、外国人の投資が促進されることに繋がるとの期待を示した。
「Bezaは投資家のため、継続的にサービスを改善し、ビジネスに適した環境を作り続けていきます」
Bezaは、2030年までに経済特区を全国100カ所に建設する計画の一環として、BSMSNで3万エーカーの土地を開発中だ。
200億ドル(2兆2197億円)のBSMSNへの投資提案は、100万人の雇用を生み出すとして、すでに承認されている。
Bangladesh News/The Daily Star Dec 17 2020
https://www.thedailystar.net/business/news/akij-go-big-bangabandhu-shilpa-nagar-2012753
翻訳:吉本