あなたがダッカで空いた道路を見たとき、それらは2つのことを意味する。ゾンビが侵略したか、市民が自らの意志で消えたか……あぁ、イードだ!
ゾンビ攻撃の予報はないから、街から"人が消えた"のはイードがやってくると考えて差し支えない。これから数日、ダッカは無人の街と化すだろう。これはちょっと言い過ぎかもしれない。だが、ここ2週間ほどダッカの道路であった狂気を考えたなら、イードによって本当に大きく変わった。
イード前ラッシュと狂乱は圧倒的な交通渋滞をもたらした。もしこの混雑により、1日でもイフタール(日没後最初に食事)のプランが無くなったり、遅れたりすることがないというなら、あなたは無敵な人だ。豪雨がまた混雑に拍車をかけ、ダッカを耐え難いものにしてしまった。
だが、ゆっくりと、しかも確実に街は寛ぎを見せている。昨日のデイリースターのトップ記事によると、"帰省客がハイウェーに殺到"とあり、推定800万人がイードのためにダッカを離れたという。今更ながら、それは驚異的な数字だ!
道路がガラガラに空いているのも、なんだか寂しいのも不思議ではない。で、空いた道は何を意味するのだろう?
ダッカの街は国内の様々な場所からやって来た人たちが形作った。仲間とアパートをシェアする学生、家族を養うために懸命に働く衣服労働者、故郷の村に少しでも現金を送るため雨の中を走り回るリキシャ引き、お手伝いさん、お抱え運転手、お金持ちになることを夢見るビジネスマン……。それぞれがよりより人生や教育を求め、居心地のいい故郷の町や村からダッカで出てきたのだ。彼らは今日のダッカのため、大きな貢献をしてきた。
空いている道は指摘する。ダッカへの移行を抑制するため、適切なインフラと施設が全国的各地でどれくらい必要なのかを。さもなければ、私たちは一つの都市に過度な負担を与え続けるだろう。
一方でイード休暇はゆっくり過ごすのに最適な時間だ。ダッカでの運転は多くの場合悪夢だが、ガラガラに空いている道は運転を楽しむ稀な機会を提供する。短時間でたくさんの距離を移動できるのだから、都市が小さく見えませんか?
「1年中ずっと、道路だけはこうであってくれたなら」
みんな願うよね。
今だけでもこのガラガラの道路を楽しんで! イード、ムバラク!
バングラデシュニュース/The Daily Star Jun 23 2017
http://www.thedailystar.net/backpage/empty-roads-what-do-they-really-mean-1424152
翻訳:吉本
#バングラデシュ #イード #ダッカ #ガラガラ
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