自立への道

自立への道
マイメンシン(Mymensingh)タウンの"アンクル・ハンディクラフツ"では、パンジャビとスリーピースのセットからベッドカバーやバッグまで、幅広いハンドメイド製品を販売している。商品価格は120タカ(164円)から4千タカ(5469円)。店はイード前で賑わっているが、商品の質が抜きんでているわけではない。身体に障がいのある女性や女子を多数雇っているのだ。
監督者のチュムキ・ビスワス氏によれば、アンクルは過去10年で100人以上の障がいを持つ女性を訓練してきたという。
「彼女たちは家で働くことができ、得た収入で家族を養えます」

マイメンシンタウンの本店、サダール(Sadar)郡のネハリア・カンダ支店とチャー・カリバリ(Char Kalibari)支店、ムクタガチャ(Muktagacha)郡の支店で作られた商品はマイメンシンタウン内の多くの店が買い取り、インドや日本、米国、欧州にも輸出されている。
「外国のバイヤーも注文のために度々ここを訪れています」
とチュムキ氏。

「アンクルで仕事をしていい収入を得ています。私にとって、まともな生活へのチケットです」
マイメンシンタウンのナトゥンバザール(Natun Bazar)地区在住のアフロザ・ベグムさん(23)は話す。彼女はアンクルで10年間働いている。

タウングンティ(Ghunti)地区在住の、同じく障がいを持つムンニ・アクテルさん(18)はアンクルで4年間働いている。
「手工芸の技術を学び、自立した生活のための十分なお金を得ています」

「障がいのせいで、私は生きていける希望を失いました。今では、作った製品がいろいろな方面で称賛されることを光栄に思っています」
ムンニさんは続けた。

「私たち全員がここで働ける機会を得たことに感謝しています。障がいを持つ多くの男性や女性が路上で物乞いをしているのを見かけますが、私たちは働いて生計を立てています」
12年間アンクルで働いているビルキス・アクテルさん(22)は話す。

イードなどの祝祭前、アンクル従業員は全注文を納期に間に合わせるため、特に忙しくなる。

バングラデシュニュース/The Daily Star Jun 24 2017
http://www.thedailystar.net/backpage/the-road-self-reliance-1424638
翻訳:長谷川
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