政府は貯蓄証券に投資する投資家のデータベースを作成し、対象集団が政府の社会保障プログラムの一部としての恩恵を受けられるよう計画を立てている。
「データベースには国民のIDカードデータが国の貯蓄商品とともに集積されます」
AMA・ムヒト財務相は28日の予算演説の締めくくりで話した。
さらに、貯蓄商品の金利低下も示唆した。これらの商品のリターンが、市場に出回っている他の商品の金利に比べてとても高いためだ。
「ですが、年金生活者や下位中流層、中流層の受益者は、金利引き下げの影響を受けないと考えています」
現在、銀行が預金に提示している金利は5～7％だが、貯蓄商品の金利は5年満期の家族貯蓄証券が11.52％、5年満期の年金貯蓄証券が11.76％だ。3年満期の郵便局貯蓄証券の金利は11.28％だ。
貯蓄商品の度を越したリターンは、政府の未払い金利を毎年増やしてもいると財務相はいう。
例えば、政府は本日終了する今会計年度、貯蓄証券の売上で1900億タカ(2,598億円)を集める計画を立てていたが、年度当初10カ月間の売上額は4200億タカ(5743億円)だった。
前年度の売上額は目標値1500億タカ(2051億円)の2倍以上となる3400億タカ(4649億円)だった。
経済学者や銀行家らによれば、現在の傾向が続けば金が銀行預金から貯蓄証券に向けて流出し、政府の未払い金利をさらに押し上げるという。
彼らは貯蓄商品の金利引き下げを、市場のゆがみの是正に繋がると歓迎する。
国際通貨基金(IMF)は先日の報告書の中で、国の貯蓄証券に対する依存を削減して借り入れコストを減らすよう政府に提案した。
さらに、貯蓄証券を段階的に取りやめ、その代わり低コストの長期国債や証書の発行を増やすよう求めた。
報告書では支払われた金利がバングラデシュ国内総生産(GDP)の1パーセントに達しているなど、様々な難点が示された。
バングラデシュニュース/The Daily Star Jun 30 2017
http://www.thedailystar.net/business/govt-may-create-database-savings-tools-1426207
翻訳：長谷川
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