収益増加や運営の効率化を背景に、今年第2四半期のグラミンフォンの純利益額は対前年比で55.7%増の79億タカ(108億円)となった。
グラミンフォンが報告した四半期収益額は対前年比15.71%増の324億タカ(443億円)だった。
この四半期、通信業界では特に利用者獲得において競争が盛んに行われた。グラミンフォンのマイケル・パトリック・フォーリーCEO(最高経営責任者)は第2四半期の収益報告を公開した際に話した。
グラミンフォンの顧客数は6月30日時点で6160万人で、この四半期に2.9%伸びた。
「我々はこの環境の中、データ通信と音声通信の両方の分野で健全な成長を遂げることができました」
フォーリー氏は付け加えた。
第2四半期末の時点で、グラミンフォンのアクティブな加入者数は2700万人だった。
「この期間の収益成長や利益の正常な成長は、我々が効率的に成長の後押しに集中したことの表れです」
グラミンフォンのディリプ・パルCFO(最高財務責任者)は話す。
グラミンフォンはさらに、支払い済みの資本金に対し、105%の暫定配当を宣言した。
第2四半期の一株当たりの利益額は5.87タカ(8.02円)だった。
またフォーリー氏は、国内の通信規制体制や税制に関する懸念を述べた。
利害関係者と政府間で、4G免許や帯域中立、帯域競売、昔からあるSIM税の要求、消費税について有意義な協議を行うことで良い結果につながり、投資家がより予測が立てやすい環境になるとフォーリー氏は考える。
「携帯業界はバングラデシュにとって、外国直接投資(FDI)の点で素晴らしい成功物語です。我々の業界やバングラデシュへの投資に意欲を持っている人々にとり、継続的なFDIが魅力的なものであり続けるために共に取り組む必要があります」
グラミンフォンはこの四半期、3Gに加えて2Gの範囲拡大や顧客体験の強化のために33億タカ(45.1億円)を投資した。
新たに2Gサイトが141件、3Gサイトが225件増え、合計で2Gサイトは1万2363件、3Gサイトは1万1557件になった。
グラミンフォンはこの四半期、税金や付加価値税(VAT)、関税、免許費用として総収益額の50.6%となる164億タカ(224億円)を国庫に収めた。
13日のグラミンフォン株の取引額は350タカ(487.6円)から367タカ(501.8円)で推移し、終値は365.10タカ(499.2円)だった。
バングラデシュニュース/The Daily Star Jul 14 2017
http://www.thedailystar.net/business/gp-profits-soar-56pc-q2-1432873
翻訳:長谷川
#バングラデシュ #グラミンフォン #外国直接投資 #4G
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