帰国女性労働者に訓練実施

帰国女性労働者に訓練実施

【Financial Express】帰国した女性出稼ぎ労働者を対象とした「女性の経済的リーダーシップ訓練」が9日、ダッカ市内で始まった。

バングラデシュ韓国技術研修センター(BKTTC)で始まった訓練では、伊藤直樹日本大使が開会宣言を行った。

「COVID-19予防の中心にいる女性と少女」と名付けられたプロジェクトの下、訓練は実施される。

昨年、国連ウィメンが日本政府の支援を受けて、帰国した女性労働者を支援するこのプロジェクトを立ち上げた。

女性労働者たちは現在、このプロジェクトの下でマスクを生産し、カフェを運営している。

プレスリリースによると、対象となる女性は、昨年のパンデミック発生時に収入源の確保ができないまま、バングラデシュへの帰国を余儀なくされた女性たちだという。

女性たちは、実施パートナーの「バングラデシュ・ナリ・スラミック・ケンドラ(BNSK)」の協力を得て、収入源となる技能を学ぶ職業訓練や必要な備品を与えられる。

プレスリリースは、パンデミックの発生は、国内住人だけでなく、海外の労働者、特に女性に影響を与えたと補足した。

世界的な経済活動の停止により、湾岸協力会議(GCC)諸国で働いていた出稼ぎ労働者は余剰人員となった。2020年4月から12月まで、合計40万8408人の出稼ぎ労働者がバングラデシュへ帰国した。

そのうち12%は女性だった。新型コロナウィルスによる早期帰国は、特に女性の出稼ぎ労働者にとって厳しいものとなっている。

開会式には、国連ウィメン・バングラデシュの石川祥子事務所長や、労働・雇用・訓練局(BMET)のナフリザ・シェイマ局長代行が出席した。

Bangladesh News/Financial Express Feb 10 2021
https://thefinancialexpress.com.bd/trade/training-arranged-for-returnee-women-migrant-workers-1612928870
翻訳:吉本

#バングラデシュ #ニュース #女性 #出稼ぎ労働者 #国連ウィメン #日本大使 #訓練