
【Financial Express】ダッカ商工会議所(DCCI)は政府が起草中の産業政策2021に反映させるため、工業省に25の政策提言を行った。
18日のプレスリリースでDCCIのリズワン・ラーマン会長は、16日、工業省のKMアリ・アザム次官に提言を書面で手渡したと述べた。
DCCIはSME(中小企業)の定義のうち、家内企業・マイクロ企業・小企業と中企業を分け、大企業に追加することを提案。これが受け入れられれば、家内企業、マイクロ企業、小企業は、金融や政策面での恩恵を容易に受けることができるとした。
また、生産性と多様化をより確実にするため、特定産業のクラスターを作る「国家中小企業クラスター開発局」の設置も求めた。
さらに、バングラデシュがLDC(後発開発途上国)の地位から脱却すると、様々な市場での免税や無割当のアクセスを失う可能性があることを考慮し、輸出市場での持続性を確保するために外国との間でFTAやPTAを締結すべきだとした。
その他、第四次産業革命で390万人の雇用が創り出されるというチャンスを掴むため、今からスキルアップのための訓練を行うことを提案した。
バランスのとれた税制構造が国内外からの投資を促進することに言及したDCCIは、製品の多様性と品質を向上させるため、技術採用と普及のためのセンターの設置も促した。
また、電子商取引を効果的なものにするために、物流支援を強化する具体的なガイドラインを策定することを求めた。さらに、経済特区内で輸入代行をする中小企業には、個別のインセンティブパッケージを割り当てるべきだとした。
その他、中小企業が簡単に融資を受けられるよう、国内に中小企業銀行を設立することを提案し、中央銀行(BB)の下に危機緩和基金を設置することを推奨した。
さらに、次の産業政策は、BEZA(バングラデシュ経済特区庁)、NBR(国家歳入庁)、BEPZA(バングラデシュ輸出加工特区庁)、BIDA(バングラデシュ投資開発庁)、BSCIC(バングラデシュ小規模家内工業)、BBの政策と整合性のあるものにすべきだと提言した。
Bangladesh News/Financial Express Feb 18 2021
https://thefinancialexpress.com.bd/trade/dcci-makes-25-recommendations-ahead-of-next-industrial-policy-1613636232
翻訳:吉本