
【The Daily Star】Google最新レポートによると、新型コロナウイルスが未だに蔓延しているものの、市民の移動はパンデミック前のレベルに戻ったという。
3月2日に発表された「Covid-19コミュニティ・モビリティレポート」で、バングラデシュは6つの指標すべてでプラスとなった世界唯一の国である。
数字は、昨年1月のベースライン期間と比較した。ベースラインとは、1月3日から2月6日までの5週間のうち、対応する曜日の中央値のことだ。
レポートは、ベースラインと比較して、さまざまな場所への訪問や滞在期間がどのように変化したかを示している。
3月2日のバングラデシュでは、レストラン、カフェ、ショッピングセンター、テーマパーク、博物館、図書館、映画館などへの人の流れは、ベースラインと比較して13%上昇した。
スーパーマーケットや食料品店、ファーマーズマーケット、専門食品店、薬局などへの人の流れは41%上昇した。
公園やビーチ、マリーナ、広場、庭園などへの人の流れは12%上昇した。
地下鉄、バス、駅など、公共交通機関の拠点への流れは24%上昇した。
職場への流れは10%、居住地域の流れは5%増加した。
世界銀行(WB)ダッカ事務所の元主席エコノミストであるザヒド・フサイン氏は、「活動は回復している」と述べた。さらに、マクロ経済指標も回復していると補足した。
南アジアでは、インドのスーパーマーケット、薬局、居住地の指標はプラスだが、その他の指標はマイナスとなった。
ネパールは、スーパーマーケットや薬局、公園、公共交通機関の指標はプラスだが、小売やレクリエーション指標ではマイナスとなった。
パキスタンは、5つの指標でプラスを示した。スリランカは、公共交通機関やスーパーマーケット、薬局、居住地でプラスとなった。
政府が4、5月に人や車両の移動を厳しく制限し、6月に封鎖を緩和したことで、市民の移動が増加した。
「列車の切符需要は1月から正常に戻りました」
バングラデシュ鉄道(BR)のサルダル・サハダト・アリ運行部長代行は述べた。
「私たちが宿泊したホテルにはたくさんの客がいました。セント・マーチン島へも行きましたが、大勢の人で賑わっていました」
ジャマルプール(Jamalpur)県からコックスバザール(Cox’s Bazar)県を家族と共に訪れたカイルル・ボショル・アリフさんは述べた。
コックスバザール県のホテル「ザ・コックス・トゥデイ」のアブドゥル・カウイアム・チョードリー社長は、平日25~40%の稼働率は、週末は70~75%になると本紙に語った。
ダッカ市ボナニあるレストランのアシュファク・ラーマン・アシフ社長は、閉鎖緩和後、お客の数は10~20%しか増えなかったが、2月後半から60~70%増加したと述べた。
経済活動の再開にもかかわらず、新型コロナウィルス感染者や死亡者は毎日報告されている。
保健サービス総局によると、6日午前8時までの24時間で、少なくとも540人の新規感染が報告され、感染者総数は54万9724人となった。
死亡したのは10人、死亡者総数は8451人となった。
Bangladesh News/The Daily Star Mar 7 2021
https://www.thedailystar.net/business/news/peoples-mobility-surpasses-pre-pandemic-levels-2056225
翻訳編集:吉本