
【Financial Express】致死性のウイルスを封じ込めるため、4月14日から1週間にわたり、全国で「ハード」なロックダウンが始まった。
この期間中、すべての交通機関、官公庁、民間オフィス、店舗、事業所が閉鎖される。だが、工場や製造所は健康ガイドラインを厳守した上で、操業が許可される。
中央銀行(BB)は直前になって以前の決定を変更し、ロックダウン期間中、限られた時間内は取引を行うようすべての指定銀行に対して要請した。同様に証券規制当局への姿勢も変更し、取引所の営業を一定時間行うことを決定した。
13日、低所得者層を中心に、ダッカから故郷に向かう人々で各交通機関は混雑した。彼らは法外な運賃を払い、車やマイクロバス、CNGオートリキシャ、バイク、自転車、人力車、トラック、ピックアップバンなどさまざまな乗り物を利用した。
法執行機関は彼らの周りで起こっていることに無関心だったが、このような姿勢は医療関係者を苛立たせた。医療関係者の間では故郷へ向かう人々が殺到することで、国のあちこちでウイルスが蔓延してしまうのではないかという不安が広がっている。
首都圏のターミナルや出口につながる道路では、13日に交通渋滞が発生した。
乗客の運賃は3倍から4倍になったという。多くの帰宅困難者(低所得者)は封鎖期間が4月21日以降さらに延長されることを恐れて、徒歩で帰宅する姿が見られた。
「地元のミニバスはシラジゴンジ(Sirajganjas)へ行くのに1100タカ(1454円)を要求しましたが、通常の都市間バス会社は350タカ(463円)しか請求しません。だから、できる限り徒歩で行くことにしました」
ダッカでタバコとキンマ葉を販売するイムラン・ホセイン氏は述べた。
一方、台所市場や食料品店、デパート、ショッピング・モール、市内主要市場のニューマーケットなどでは、夕方までに買い物を済ませようと必死になった市民が大挙して押し寄せた。また、銀行では現金を引き出す人が殺到した。
健康ガイドラインは全く無視され、ウイルス感染の恐れがさらに強まった。
Bangladesh News/Financial Express Apr 14 2021
https://thefinancialexpress.com.bd/national/bangladesh-under-hard-lockdown-1618365913
翻訳編集:吉本