安保理の介入求める

安保理の介入求める
【Prothom Alo】ムハンマド・ユヌス氏など12人のノーベル賞受賞者と17人の世界的な著名人は、ミャンマーのラカイン(Rakhine)州で起きいる人道危機を終わらせるため、国連安全保障理事会による迅速な介入を求めた。

受賞者らは安保理の理事長と所属員に当てた公開状の中で、罪なき市民への暴力を止め、ラカインに永久の平和をもたらすための"決定的な行動"を求めた。

「ミャンマーのラカイン州で広まっている悲劇と人道犯罪はあなた方の速やかな介入を必要としています。今はまだ事態の解決が可能であり、速やかで大胆かつ決定的な行動が必要とされています」

受賞者らは難民の流出を止めるための迅速な措置を求めた。また、ミャンマーに戻ってきた難民の社会復帰を進めるため、国連の資金提供と監修の下、ミャンマー国内にキャンプを設けることを要請した。

国連による推定では、この2週間で約37万人がバンングラデシュへ逃げ出したとされる。

受賞者らは次のように書く。

「安保理はあらゆる可能な手段を用いて即刻の介入を行ってください。罪なき市民を故郷から引き離し、国を離れさせ、無国籍者にさせる無差別な軍事攻撃を終わらせるための迅速な行動を求めます」

受賞者らはコフィ・アナン委員会が作成した提言を速やかに実行するよう主張した。

彼らの中には昨年起こった一連の暴力を非難し、国連に介入を求めていた者がいたことを書いた人もいた。だが、状況は改善しなかったと後悔する。

アナン委員会はその大部分をミャンマー市民が構成する。彼らはロヒンギャに対する市民権の付与、移動の自由の許可、権利および法の下の平等、コミュニティ代表の保証、ミャンマーに戻ってきた人の安全と治安を保証するための国連の支援の推進を提言した。

受賞者らはさらに、ロヒンギャへの暴力のサイクルを終わらせたいのであれば、国連や国際社会は大胆なアプローチの変化が必要だと主張した。

ノーベル賞受賞者のマイレッド・マグワイア氏、デスモンド・ツツ大主教、ベティ・ウィリアムズ氏、オスカル・アリアス氏、ジョディ・ウィリアムズ氏、シーリーン・エバーディー氏、レイマ・ボウィ氏、タワックル・カルマン氏、マララ・ユスフザイ氏、リチャード・J・ロバーツ氏、エリザベス・ブラックバーン氏、マレーシア元外相のサイエド・ハミド・アルバール氏、イタリア元外相のエマ・ボニノ氏、ノルウェー元首相のグロ・ハーレム・ブルントラント氏、タイ元外相のカシット・ピロム氏、アイルランド元大統領のメアリー・ロビンソン氏などが公開状に署名した。

バングラデシュニュース/Prothom Alo Sep 14 2017
http://en.prothom-alo.com/bangladesh/news/159359/Nobel-laureates-global-citizens-demand-UN
翻訳:長谷川
#バングラデシュ #ロヒンギャ #国連 #安全保障理事会