
【The Daily Star】8日、エナジーパック発電(Energypac Power Generation)社は、国内製造された発電機の輸出や製造能力の強化、環境に優しい電気商用車の組み立てを目的として工業団地を開設した。
国内主要電力エンジニアリング会社の同社は工業団地に38億タカ(50.2億円)投資し、550人の雇用を創出した。
「バングラデシュは日本や中国のように並外れた製造能力を持つ国になるでしょう。私たちは国内製造された製品を近隣国のインドやネパール、ブータンへ輸出したいと考えています。また、自動車や鉄鋼等の製造業を強化したいと考えています」
エナジーパック発電のフマユン・ラシド社長兼CEOはウェブ形式で参加した発足式で述べた。
ガジプール(Gazipur)県スリープール(Sreepur)で開設した52ビガ(17.33エーカー:7万132平方メートル)の工業団地は、プレエンジニア鉄骨建設分野も強化する。
工業団地では最大1.5メガワット(MW)の負荷試験が可能で、GLADブランドの発電機を500台生産できる能力を持つが、さらに、最大3MWの負荷試験が可能な世界クラスの配電盤(DB)ボックスを建設し、生産能力を1千台に拡大する計画だ。
また、団地内にはJAC車の組立工場があり、年間1200台の生産が可能だ。
「エンジニアは低コストの住宅を提供するプロジェクトに取り組んでいます。誰もが安心して暮らせる家を提供することを目的としたこのプロジェクトでは、4人家族の家を50万タカ(66万円)で建てることが可能です」
団地内には年間1800トンの生産能力を持つプレハブ鉄骨建設工場も設置される。
また、中国の自動車企業であるアンカイ(Ankai)と提携して、バスのシャーシやさまざまなパーツを製造する。
エナジーパック社はナットやボルト、摩耗試験機、プロファイルシートの製造や販売も計画するが、電力や輸送分野の他、国内インフラ整備にも貢献したいと考えている。
ヌルル・マジド・フマユン工業相は、エナジーパックは主要企業であり、経済発展を促進するためにエネルギーや輸送などの分野でさまざまな取り組みを行っていると述べた。
「個人的にエナジーパック社の様々な活動を見学し、その発展を目の当たりにしてきました。発電機やその他の電気機器を製造・輸出する同社は世界的な競争相手に対しても優位性を保ち、全国で雇用機会を創出しています」
エナジーパック社の株価は6日に6.95%上昇し、43.1タカ(57円)となった。
Bangladesh News/The Daily Star May 9 2021
https://www.thedailystar.net/business/economy/news/energypac-opens-tk-380cr-industrial-park-2090665
翻訳編集:吉本