BUETにイノベーション賞

BUETにイノベーション賞

【Financial Express】バングラデシュ工科大学(BUET)の火星探査機チーム「チーム・インタープラネター」は、「国際惑星航空システム・チャレンジ(IPAS)2021」で、最も革新的なガス圧縮システムを考案したとして、「イノベーション賞」を受賞した。

IPASチャレンジは、火星協会南アジア(MSSA)が主催。大学生を対象としたコンテストで、参加者は完全装備の火星航空システムを設計することが求められる。チームはバングラデシュで1位、世界8位の成績を収めた。

「探査の推進」をテーマにしたこのバーチャルイベントでは26チームが競い合った。

「NASAの火星ヘリコプターは火星探査の新たな可能性を開いてくれました。私たちはこれに触発されて、火星環境に適したイノベーションを備えた独自のドローン『Nirveek1.0』を設計しました」
インタープラネターのチームリーダーコンドカル・シハブル・ホック氏は述べた。

ブレンダー(Blender)やその他のソフトウェアを使用して設計されたドローンNirveek1.0は、火星の厳しい環境下でさまざまな情報を収集することで、宇宙研究に貢献するという。チームは2週間かけて、火星環境に適したデザインを構想した。

「今回のコンペでは、私たちにとってより重要なUAV*に関する知識を得ることができました。これらのアイデアや知識を使って、この種のドローンを物理的に設計したいと考えています。もちろん、それは長期的なプロセスになるでしょう」
インタープラネターのメカニカルサブメンバーのショラプ・チャンダ氏は述べた。

チーム・インタープラネターは2015年に結成され、ヨーロピアン・ローバー・チャレンジ(ERC)や大学ローバー・チャレンジ(URC)など、数多くの国際的な宇宙ロボットコンテストに参加している。チームは機械学習を提唱し、ローバーの設計に興味のある学生を対象に、さまざまなワークショップや学習会を定期的に開催している。現在、来るべきERC2021大会へ向けて準備を進める。

クルナ工科大学(KUET)の火星ローバーチーム「チーム・ダーバー」は9位、ブラック大学(BRACU)の「キロ・フライト」は16位を獲得した。

KUETチームは、MSSAが主催したインド・ローバー・デザイン・チャレンジ(IRDC)では、バングラデシュ1位、世界第10位の成績を収めている。

*UAV(Unmanned aerial vehicle):無人航空機、人が搭乗しない航空機

Bangladesh News/Financial Express May 27 2021
https://thefinancialexpress.com.bd/education/buet-team-wins-innovation-award-at-ipas-2021-1622131212
翻訳編集:吉本

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