【The Daily Stars】貸出金利の急激な低下にもかかわらず、2016ｰ17年度の工業融資は5年ぶりの低水準に落ち込んだ。
昨日、中央銀行(BB)が発表したデータによると、2016-17会計年度の工業融資支出は13.51%増だった。その前年は20.77%増だった。
専門家や銀行家によれば、2年以上にわたって政治的安定が見られたにもかかわらず、不十分なインフラとエネルギー不足が新しい民間投資と既存のインフラ拡大を阻止したという。
銀行とノンバンク系金融機関は2017会計年度に3兆67億2千万タカ(4兆1363億円)支出した。前年は2兆6488億7千万タカ(3兆6440億円)だった。
前政府顧問代理人AB・ミルザ・アジズル・イスラム氏はデイリースターに対し、幹線道路や高速道路が整っていないため、ビジネスマンは長期に渡って商品輸送の問題に直面していると話す。
昨年度の貸付利率は著しく低下したが、需要サイドの問題のため、工業融資支出にプラスの影響を与えなかった。
一部のビジネスマンは次の国政選挙を前に、新企業設立について不透明感を持っているという。相当数の企業が新工場に電源接続できなかったため、銀行融資を受けられなかったとイスラム氏は話した
昨年度の工業期日融資は6215.5億タカ(8551億円)で、前年の6553.9億タカ(9016億円)から5.16％低下した。
ダッカ銀行のサイード・マウブーブル・ラーマン社長は、貸出金利の継続的な下落傾向がインフラ設置の障害となり、ビジネスマンが銀行から融資を受けることを困難にしているという。
「今年度当初2カ月は民間部門のクレジットの伸びが増加したものの、まだ状況は変わっていません。多くの銀行が電力部門の新たなプロジェクトに資金を提供したことで、クレジットは伸びたのです」
肯定的な兆しとして、2017会計年度、工業の不履行融資伸び率は9.85%ダウンした。前年は32.62%だった。
Bangladesh News/The Daily Star Oct 10 2017
http://www.thedailystar.net/business/industrial-loan-growth-falls-5-year-low-1474531
翻訳：松本
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