【Prothom Alo】17日に公開されたデータによると、今年9月時点のバングラデシュの年間物価上昇率は、食品価格の高騰に押される形で2015年10月以来最高値の6.12%になった。
バングラデシュ統計局(BBS)によれば、食品価格の上昇率は8月に7.32%だったものが、9月に7.87%に急上昇した。その一方、食品以外の物価上昇率は3.75%から3.44%へ低下した。
7月から9月(第一四半期)の年間物価上昇率は、前年同期の5.43%から5.86%へ上がった。ムスタファ・カマル計画相は記者会見でデータを交えて話した。
食品価格上昇率の加速は、国内人口1.6億人が主食とする米価が急騰したことが主な原因だ。肉や野菜、牛乳などの品目の価格上昇も影響している。
洪水で国内収穫量が大幅に落ち、さらに国の備蓄が減少しつつあることで米価が記録的な高値を付ける事態に対処するため、政府は2011年以来初めてとなる米の大口輸入を開始した。
8月には、過去2カ月で2度目となる米の輸入関税を引き下げた。だが国内米価はほとんど変わらず、政府は来年の国政選挙を前に問題を突き付けられた形だ。
バングラデシュ銀行は経済成長と物価上昇のリスクの均衡を試みているとして、7月、主要金利を変更しなかった。
6月に終了した前会計年度の物価上昇率は5.44%に落ち着いた。食品以外の物価上昇が減速したことによるが、食品価格は過去2年間で最高値となった。
Bangladesh News/Prothom Alo Oct 17 2017
http://en.prothom-alo.com/economy/news/163409/Inflation-hits-6.12pc-highest-since-Oct-2015
翻訳:長谷川
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