少なくとも数百人は殺された

【Prothom Alo】ミャンマー北部ラカイン州のロヒンギャ村を取り囲んだ際、地元の自警団も加わったミャンマー治安部隊は、少なくとも数百人の村人を殺害した。

「ロヒンギャの女性、男性、子どもたちが家から逃げたため、兵士や警官らは銃を撃った。少なくとも数百人を殺し、傷を負わせた」
水曜日、アムネスティ・インターナショナル(AI)は声明を出した。

8月25日のARSA(アラカン・ロヒンギャ救世軍)攻撃の数時間後、ミャンマー治安部隊は弾圧を始め、それは数日続いた。

AIによると、生存者は近くの丘や田んぼに逃れ、軍が去るまで隠れていたという。

老人や障がい者は逃げることができず、家で焼き殺された。

この行為はマウンドーやラーティーダウン、ブシィダウンの数十カ所の町や村で繰り返された。だが、治安部隊、特にミャンマー軍は、ARSAが攻撃を実行した近くの村を解放したとアピールする。

少なくとも十数人が殺された5つの村の事件を記録したとAIはいう。

AIはチャト・ピン(Chut Pyin)の生存者17人にインタビューした。このうち6人は銃創を負っていた。

ほとんどすべての人が少なくとも家族の1人を失った他、多くのもの失ったという。ミャンマー軍や国境警察、地元自警団がチャト・ピンを取り囲み、逃げたものを銃で撃ち、家や建物を次々と燃やしたと、彼らは一貫してそう述べた。

インタビューに応じたファティマさん(12歳)は、村の中で火の手が上がったの見たとき、彼女は両親と8人兄弟、祖母と家の中にいたと話した。

そこで、制服を来た男がやってきて後方から銃を撃ったという。彼女は父親と10歳の妹が撃たれたのを目撃した。それから右足の膝裏を撃たれたという。

別の犠牲者ソナ・ミアさん(77歳)は、8月27日、ミャンマー兵が村を取り囲んで発砲したとき、コ・タン・カウクの自宅にいたという。


<人道に対する罪>

AIは声明の中でロヒンギャ民族に対する犯罪を、人道に対する罪と名付けた。

「アムネスティ・インターナショナルが集めた衛星画像やデータ、写真、映像などの数々の証拠は、全て同じ結論を示している。数十万人のロヒンギャ女性や男性、子どもたちは広範囲の組織的な攻撃の被害者であり、人道に対する罪だ」

国際刑事裁判所のローマ条約では、人道に対する罪として、そのような攻撃を故意に犯した場合など11種類を列挙しているという。

アムネスティ・インターナショナルはラカイン州北部で起こっている暴力の波の中、少なくとも6事例を記録した。それらは殺人、強制送還、強制拘禁、拷問、強姦その他の性的暴力、迫害、食糧などの救命規定を否定する非人道的行為だ。

Bangladesh News/Prothom Alo Oct 18 2017
http://en.prothom-alo.com/international/news/163451/At-least-hundreds-of-Rohingyas-killed-injured-AI
翻訳:吉本
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