“ロヒンギャ連れ戻し”に合意

“ロヒンギャ連れ戻し”に合意
【Financial Express】故郷を離れ、バングラデシュへ流入したロヒンギャを連れ戻すことにミャンマーが合意した。

イスラム教徒が多数を占めるロヒンギャはミャンマー軍の迫害を受け、ラカイン州から脱出した。

内務省のモハンマド・シャリフ・マームード・アプ広報官によると、ミャンマー内務統合大臣のチョー・スー中将は24日、首都ネーピドー(Naypyidaw)でバングラデシュのアサドゥッザマン・カーン内相との二国間協議を行った際、これを発表したという。

また、コフィ・アナン氏主導のラカイン州諮問委員会が提出した勧告内容を実施することをバングラデシュに約束した。

内務省筋によれば、両国は11月までに合同作業班を結成し、ロヒンギャの本国送還手続きの実施に充てることを決定したという。

加えて、国境連絡事務所を設けること、国境部隊が安全協力と協議を行うことについてそれぞれ了解覚書(MoU)を締結した。

ミャンマー政府はさらに、ロヒンギャによるバングラデシュ領土への不法侵入を止めることにも合意した。

アプ広報官によれば、カーン内相は25日、アウン・サン・スー・チー国家顧問のもとへ表敬訪問を行うという。

協議ではドラッグ密輸やテロなど、国境に関する問題も取り上げられた。

二国間協議のため、カーン内相と15名の代表団は23日にミャンマーを訪問していた。

代表団には公安局のモスタファ・カマル・ウディン局長、安全サービス局のファリド・ウディン・アーメド・チョウドリー局長、国境警備隊(BGB)長、沿岸警備隊長、麻薬取締局長、警視総監(IGP)が名を連ねた。

8月25日以降、ミャンマー軍がラカイン州で迫害を始めたことで、約60万3千人のロヒンギャがバングラデシュに流れ込んでいる。

Bangladesh News/Financial Express Oct 25 2017
http://thefinancialexpress.com.bd/national/myanmar-agrees-to-take-back-rohingyas-1508862911
翻訳:長谷川
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