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【Financial Express】軍事クーデターが起こったミャンマーと、新型コロナの影響が深刻なインドの状況は、バングラデシュの衣料品産業に恩恵をもたらしている。
2日、輸出業者やエコノミストらは、両国の輸出注文の一部がバングラデシュにシフトしていると述べた。
両国ではここ数カ月間、労働力や物流に関連した問題が発生し、衣料品製造工場の生産に支障をきたしたため、注文のシフトが行われているという。
さらに、国内の衣料品工場の衛生状態が改善されたことで、海外のバイヤー、特に欧米系のバイヤーがバングラデシュへ注文をシフトさせた。
「インドは新型コロナウィルスの大流行で深刻な影響を受け、ミャンマーは軍事政権下にあります。そのため、これらの国の衣料品バイヤーは、注文の一部をバングラデシュへシフトしてきています」
バングラデシュ衣料品製造輸出業者協会(BGMEA)のファルク・ホサイン氏は述べた。
ファルク氏によると、米国の大手バイヤーであるウォルト・ディズニー社は、タズリーン・ファッションの火災やラナ・プラザ崩壊事故の影響で長期に渡って注文を中断していたが、今月からバングラデシュ産の衣料品の調達を再開するという。ウォルト・ディズニー社は、インドやミャンマーからも製品を輸入していた。
Bangladesh News/Financial Express Jul 3 2021
https://thefinancialexpress.com.bd/economy/apparel-export-orders-shifting-from-india-myanmar-to-bangladesh-1625278957
翻訳編集:吉本