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【The Daily Star】チッタゴン港では、民間内陸コンテナ倉庫(ICD)が輸出入貨物の取扱量を競い合い、混雑緩和と貨物の迅速な通関に役立っている。
現在、チッタゴン市内とその周辺には19社の民間ICDがあり、昨年は101・2万TEU(20フィートコンテナ換算)輸出入コンテナを扱った。そのうち、KDSロジスティックス、ポートリンク・ロジスティックス・センター、サミット・アライアンス・ポート(東・西)、イーサック・ブラザーズ・インダストリー、インコントレードの主要6社のICDが、取扱量全体の約60%を占めた。
輸出コンテナは合計70.9万TEUを扱ったが、全体の55.81%に当たる39.5万TEUを主要6社が取り扱った。
輸入コンテナは30.3万TEUを扱い、全体の66.97%、20.3万TEUを主要6社が取り扱った。
KDSロジスティックスは過去5年間の輸出コンテナ取扱量で1位、輸入コンテナ取扱量でも2018、19年1位、20、21年は2位だった。
ポートリンク・ロジスティックス・センターは過去2年間の輸入コンテナ取扱量で1位を維持した。
この2社のICDは、2016年以来、貨物コンテナ取扱量におけるトップの座を獲得するために激しい競争を繰り広げていると見られている。
「私たちはサービスを提供する上ですべての国際基準を維持しているので、常にコンプライアンスを好む評判の高い国際的バイヤーは、私たちの倉庫を指名します」
KDSロジスティックのMdジャハンギール・アラム副本部長は、顧客は常にサービスの質を優先させると述べた。
同倉庫には90台以上のコンテナ運搬車両があり、24時間体制で稼働している。また、コンテナ輸送をスムーズに行うために必要な重機も備える。
バングラデシュ内陸コンテナ倉庫協会のルフル・アミン・シクダー事務局長は、大手6社のICDがコンテナの大部分を取扱うのは、主にその大きな保管容量が理由だとした。
19社のICDはチッタゴン港経由の輸出入貨物の大部分を処理し、バングラデシュの対外貿易を促進する上で重要な役割を果たしている。
2021年、民間ICDは港経由の輸出コンテナの93%、輸入コンテナの23%を処理した。
「私たちは以前から、民間ICDで取り扱う輸入品の数を増やすよう求めてきました」
現在、港から民間ICDに運ばれて荷受人に引き渡される輸入貨物は38種類にすぎないとシクダー氏。
シクダー氏は、世界のほとんどのコンテナ港では、輸入コンテナのほぼすべてが港のヤード外で引渡されていることに触れ、より多くの種類の輸入品のICDによる引き渡しが認められれば、チッタゴン港の効率は向上するだろうと補足した。
Bangladesh News/The Daily Star Jan 19 2022
https://www.thedailystar.net/business/economy/news/six-icds-soaking-60pc-cargo-volume-2942226
翻訳編集:吉本