軽工業品輸出5.1億ドルに

軽工業品輸出5.1億ドルに

【Financial Express】輸出品目の多様化を目指すバングラデシュは、国際市場で需要の高い軽工業製品や自転車に重点を置いている。

政府は増大する世界需要に対応するため、軽工業分野の開発を目的とした複数の開発プロジェクトを実施してきたと、業界関係者は述べた。UNB(バングラデシュ連合ニュース)によると、バングラデシュはすでにヨーロッパやアフリカ市場にこうした製品のかなりの部分を輸出している。

輸出振興局(EPB)によると、2021-22会計年度、国内の製造業は自転車輸出で前年度比28.31%増の1億6800万ドル(232.8億円)の収入を得た。

バングラデシュ工科大学と国家投資局は、この分野では中小企業4万社が操業しており、約800万人に直接的な利益をもたらしていると推定する。

バングラデシュ人起業家たちは5000~20万タカ(7288~29万1518円)の価格帯の自転車を製造、ヨーロッパやアフリカで需要の高い、世界に通用する自転車や軽工業製品を目指している。

Red、Feral、Inigoのブランド名で、輸出先は主にドイツやデンマーク、英国、オランダ、ポルトガル、ベルギー、イタリア、ブルガリア。その他、南アフリカのコンゴやガボン、コートジボワールなどにも広がる。

自転車以外の軽工業では、鋳鉄品や電子製品、工学機器、導体ケーブル、ステンレス製品などがある。昨2021-22会計年度、この産業の輸出収入は5.1億ドル(706.6億円)に達した。

政府はこの産業の発展を図るため、バングラデシュ科学産業研究評議会(BCSIR)が中心となって、「軽工業産業の開発と電子廃棄物処理施設の整備」プロジェクトを実施している。

このプロジェクトの目的は、国内の軽・中工業サービスを国民に届けることだ。プロジェクトの下、チッタゴン(Chittagong)の軽工業開発センター、ラジシャヒ(Rajshahi)の素材センター、シャバール(Savar)皮革研究センターが設立される。

「軽工業は有望な産業です。私たちはこの産業をより発展させようとしています。この産業に携わる人にはこれまで以上のサポートを提供します。そのため、プロジェクトの規模を拡大しています」
BCSIRのアブドゥル・ゴフール最高科学責任者は述べた。

バングラデシュエンジニアリング産業経営者協会(BEIOA)のアブドゥル・ラザック会長は、輸出は3年間の出荷減少期間があったが2021年度に回復したと述べた。

「中小企業や零細産業が工場を最新化し、世界市場向けの高品質な製品を生産しようと懸命に努力しています。そのため、今後輸出に弾みがつくことを期待しています」

Bangladesh News/Financial Express Aug 30 2022
https://thefinancialexpress.com.bd/economy/light-engineering-products-to-boost-bangladesh-export-basket-1661863685
翻訳編集:吉本

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