世界の富裕層の1%が10年間で40兆ドルを稼いだ:オックスファム

[Financial Express]パリ、7月25日(AFP): 超富裕層への課税が議題のトップとなっているブラジルでの20カ国・地域(G20)首脳会議を前に、オックスファムは木曜日、世界の富裕層上位1%の資産が過去10年間で総額42兆ドル増加したと発表した。

この予期せぬ利益にもかかわらず、富裕層への課税は「史上最低」にまで急落したと同NGOは付け加え、世界の他の国々が「わずかな金を奪い合うしかなく」、不平等が「法外なレベル」にあると警告した。

ブラジルは、世界のGDPの80%を占める国々の集まりであるG20の議長国として、超富裕層への課税に関する国際協力を最優先事項に据えている。

今週リオデジャネイロで開催される首脳会議では、グループの財務大臣らが超富裕層への課税を引き上げ、億万長者が税制を逃れるのを防ぐ方法について進展を図るとみられている。

この取り組みには、億万長者やその他の高所得者に対する課税方法を決定することが含まれます。

この提案は木曜日と金曜日の首脳会議で激しい議論が行われる予定で、フランス、スペイン、南アフリカ、コロンビア、アフリカ連合は賛成しているが、米国は断固反対している。

オックスファムはこれを「G20諸国の政府にとっての真の試金石」と呼び、超富裕層の「莫大な富」に対して少なくとも年間8%の純資産税を課すよう各国政府に求めた。

「超富裕層への増税の勢いは否定できない」とオックスファム・インターナショナルの不平等政策責任者マックス・ローソン氏は語った。

「彼らには、少数のエリートの欲望よりも多数の人々のニーズを優先する世界基準を打ち出す政治的意志があるのだろうか?」

オックスファムは、42兆ドルという数字は世界の人口の貧しい半分が蓄えた富のほぼ36倍だと述べた。それにもかかわらず、世界中の億万長者たちは「彼らの富の0.5%未満に相当する税率を払っている」と同NGOは述べた。


Bangladesh News/Financial Express 20240726
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-market/worlds-richest-1pc-gained-40t-in-a-decade-oxfam-1721931453/?date=26-07-2024