[Financial Express]ヒューストン、7月27日(ロイター):原油先物は金曜日、中国の需要減退と、中東の緊張とそれに伴う供給懸念を緩和する可能性があるガザ停戦合意への期待から、約1.5%下落し、週末を下げて終えた。
ブレント原油は1.24ドル(1.5%)安の1バレル81.13ドルで引けた。ウェスト・テキサス・インターミディエート原油は1.12ドル(1.4%)安の1バレル77.16ドルで引けた。
今週、ブレント原油は1%以上下落し、WTI原油は3%以上下落した。
「昨日発表された米国のGDP成長率が予想を上回ったことで、当初は原油市場は支えられた」とCFIの教育・研究部門グローバル責任者、ジョージ・クーリー氏は述べた。「しかし、こうした上昇は中国の原油需要減少への懸念によって影を潜めてしまった」
先週発表されたデータによると、中国の燃料油総輸入量は2024年上半期に11%減少したと示されており、中国全体の需要見通しに対する懸念が高まっている。
「中国の需要状況は悪化しており、原油価格もそれとともに下落している」とニューヨークのみずほのエネルギー先物担当ディレクター、ボブ・ヤウガー氏は語った。
ヤウガー氏は、中国経済は需要の減少により価格が下落するデフレサイクルに突入する恐れがあると述べた。
「そしてそれは、地球上で最大の原油輸入国である国にとって、考え得る最悪のシナリオだ」と彼は語った。
一方、9月初旬の夏のドライブシーズンの終わりが近づく中、米国の石油精製業者が生産削減の準備を進めていることから、世界最大の石油消費国である米国の需要も緩和すると予想されている。
国内第2位の石油精製会社バレロ・エナジーは木曜日、第3四半期に同社14カ所の製油所が総生産能力の92%で稼働すると発表した。バレロの製油所は第2四半期に94%の稼働率だった。
中東では、ガザでの停戦への期待が高まっている。
停戦は数か月間交渉されてきたが、米国当局は、ハマスによる女性、病人、高齢者、負傷者の人質解放と引き換えに、6週間の停戦合意にこれまで以上に近づいていると考えている。
ベーカー・ヒューズが発表した米国の石油掘削リグ数は、将来の生産量の早期指標となるもので、今週は5基増加して482基となり、7月は3基増加し、3月以来初めて月間掘削リグ数が増加した。
Bangladesh News/Financial Express 20240728
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-commodities/oil-prices-end-week-lower-on-china-demand-fears-1722095313/?date=28-07-2024
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