[The Daily Star]バングラデシュは7月最初の28日間で16億5000万ドルの送金を受け取ったが、これはインターネットの遮断により銀行が移民労働者から切望されている外貨を徴収できなくなり、送金が減少したことを示している。
中央銀行のデータによると、送金流入額は前年の7月全体と比較して16%減少した。また、今年6月の送金流入額と比べても35%減少した。
「インターネット接続が4、5日間途絶えたため、送金が届かなかった」とバングラデシュ銀行協会(ABB)のセリム・RF・フセイン会長は語った。
バングラデシュでは、割当制度改革運動をめぐる暴力、死傷者が相次ぎ、7月18日午後9時頃、インターネットが停止した。
政府は7月23日から限定的にブロードバンド接続を復旧し、翌日には全国的にブロードバンドインターネットを復旧した。
銀行関係者らは、停電中は送金の回収は停止したままであり、インターネットが復旧した後も全体的な受取の流れは回復しなかったと述べた。
中央銀行のデータによると、外貨獲得の主要源である送金の流入額は7月21日から7月27日まで1億3800万ドルで、同月4週間のうち最低となった。
BRAC銀行のマネージングディレクター兼CEOでもあるフセイン氏は、インターネットの停止により今月の全体的な流れが減少する可能性があると述べた。
今年7月の4週間では、1日平均送金額は前年比7パーセント減少し、5,918万ドルとなった。
7月これまでの1日平均流入額も、今年6月の1日平均流入額8,470万ドルを下回った。
フセイン氏は、外国人駐在員は必要に応じて家族に送金していると語った。
「いかなる団体によるネガティブキャンペーンによっても送金の流入が影響を受けるとは思わない」と同氏は付け加えた。
バングラデシュ銀行も、過去3日間で送金の流れは正常に戻りつつあると考えている。
BBの広報担当モハメド・メズバウル・ハック氏は、今後数日間で流入量が増加するだろうと述べた。
中央銀行のデータによると、24年度の送金は前年比10%増の239億ドルとなった。
Bangladesh News/The Daily Star 20240730
https://www.thedailystar.net/business/news/remittance-shows-signs-decline-3665061
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