イランはハニヤ殺害の復讐はしないとバイデン氏は期待

[Financial Express]ニューヨーク、8月4日(ロイター):ジョー・バイデン米大統領は、イスラエルとガザ地区のパレスチナ武装勢力との戦争がより広範な中東紛争にエスカレートする恐れが高まる中、イランがテヘランでのハマス指導者暗殺への報復を脅かしているにもかかわらず、イランが手を緩めることを期待すると述べた。

水曜日、ハマスの最高指導者イスマイル・ハニヤ氏が暗殺されたことを受けて、地域の緊張が高まっている。その前日には、ベイルートでのイスラエル軍の攻撃で、ハマスと同様にイランの支援を受けるレバノンの組織ヒズボラの上級軍司令官フアード・シュクル氏が殺害された。

イランとハマスはハニヤ氏の殺害についてイスラエルを非難し、ヒズボラとともに復讐を誓っている。イスラエルは犯行声明も否定も出していない。

バイデン氏は土曜日、イランが撤退するかどうか記者団に問われ、叫び声のような質問に応えて「そう願っている。分からない」と答えた。

米国防総省は金曜日、イスラエルの敵国からの脅威に対応して中東の防衛力を強化するため、同地域に追加の戦闘機と海軍の軍艦を配備すると発表した。

ハニヤ氏の死は、ガザ紛争が11カ月目に近づく中で起きたハマス幹部の連続殺害事件の一つであり、ガザ紛争がより広範な中東戦争に発展しつつあるとの懸念を強めた。

ハマスは、同組織の国際外交の顔であったハニヤ氏の暗殺から3日後、新指導者を選ぶための「広範な協議プロセス」を開始したと発表した。

米国とフランス、英国、イタリア、エジプトを含む国際パートナーは土曜日も外交接触を続け、地域のさらなる緊張の高まりを阻止しようと努めた。


Bangladesh News/Financial Express 20240805
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