世界市場の低迷で小麦、トウモロコシ、大豆が下落

[Financial Express]ハンブルク、8月5日(ロイター):シカゴ市場の小麦、トウモロコシ、大豆は月曜日、世界的な金融市場の急落を受けて下落した。

穀物と油糧種子は、ドル安が米国の輸出販売にプラスとなるにもかかわらず下落した。米国の作物の見通しが良好であることも、下落に拍車をかけている。

シカゴ商品取引所(CBT)で最も取引量の多い小麦先物は、11時23分時点で2.4%下落し、1ブッシェル当たり5.25ドル3/4となった。

トウモロコシは1.2%下落し、4ドルを下回り1ブッシェル当たり3.98-1/4ドルとなった。大豆は0.5%下落し1ブッシェル当たり10.21-1/4ドルとなった。

米国の景気後退懸念から投資家がリスク回避に動く一方、成長回復には利下げが必要だとの見方が広がり、ドルが主要通貨に対して下落したことから、月曜日の世界株式市場は急落した。

「本日の世界株式市場およびその他金融市場での大規模な売りにより、リスク回避の雰囲気が広がる中、小麦、トウモロコシ、大豆も下落した」と、ストーンエックスの商品リスクマネージャー、マット・アマーマン氏は述べた。「これは、通常であれば米国の穀物および大豆にとってプラスとなるドル安の影響を上回っている」

「市場は、金融投資家が新たな空売りポジションに動くリスクを考慮し、米国の景気後退リスクを評価する方向に転換した。」

今週の米国の天候は概ね乾燥すると予測されており、米国の冬小麦収穫の最終段階にとって好ましい状況となっている。

米国農務省(USDA)は月曜日遅くに米国の農作物の進捗状況と状況を報告する予定だ。

「今週の米国の天候は農作物に脅威を与えそうになく、これも弱気要因となっている」とアマーマン氏は述べた。「米国農務省の農作物状況報告が米国のトウモロコシと大豆の明るい見通しを示すとの期待が高まっている」

夏の雨で妨げられていたEUの小麦収穫は、進展を見せていた。

フランスの農家は7月29日までに今年の軟質小麦の収穫量の67%を収穫した。雨で作業が中断したため、例年より遅れているものの、1週間前の41%からは進んでいた。


Bangladesh News/Financial Express 20240806
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-commodities/wheat-corn-soybeans-fall-as-global-markets-slump-1722876920/?date=06-08-2024